河森正治の初オリジナル劇場長編アニメーション『迷宮のしおり』の本予告映像、キービジュアルが解禁された。

アニメ監督・河森正治の初オリジナル劇場長編アニメーション『迷宮のしおり』は、“歌”と“SF”と“三角関係”をベースに、現代人の誰もが手にしているスマートフォンあるあるを組み込んだエモーショナルでポップな異世界脱出劇。主人公は普通の女子高生・前澤栞。ある日、突然スマホが割れて、気が付くと誰もいない異世界の横浜に。目の前に現れた謎のウサギのスタンプから「スマホの中に閉じ込められた」と告げられ、現実世界ではもう1人の自分が突如現れて自由奔放に振る舞い出す。もう1人の自分の暴走を食い止めるべく、奇妙なスマホの迷宮から抜け出そうとする、もしかしたらSNS社会で本当に起こるかもしれない異世界青春ファンタジー。新しい学校のリーダーズ・SUZUKAが主人公・栞を、栞が閉じ込められてしまうスマホの中の異世界“無人の横浜”で出会うウサギのスタンプ・小森の声を原田泰造、栞の幼馴染であり、歌とダンスの動画配信にストイックに取り組む女子高生インフルエンサー・倉科希星を伊東蒼、栞のクラスメイトでお調子者の山田を齋藤潤、そして国際的に注目される若き起業家・架神傑をtimeleszの寺西拓人が演じる。

今回解禁された本予告映像では、主人公・栞が異世界でウサギのスタンプ・小森と出会うシーンから始まり、迷い込んだ<スマホの迷宮>で、スタンプたちと出会う栞。そして、栞の目の前に現れる“もうひとりのSHIORI”。栞とは違う派手な見た目のSHIORIは、若き起業家の傑とタッグを組み、「一億いいねをかき集めて理想の私になる!」と、現実世界で大暴れ!「新たな世界を生成するだけだ」と、何かを企む傑のセリフも飛び出す中、果たして栞は現実の自分を奪われる前に、脱出できるのか…。

新しい学校のリーダーズ

「オトナブルー」を手がけたyonkeyが本作のために作詞作曲した、新しい学校のリーダーズによる「Sailor, Sail On」が主題歌になることも解禁!SUZUKAの歌声で壮大なハーモニーを奏でる主題歌が、栞の冒険をタイトル通りに後押しする。yonkeyは主題歌以外にも作中楽曲も担当しており、豪華声優陣の演技と共に、劇伴にも注目だ。

本予告映像

併せて新たな声優キャストとして、速水奨、坂本真綾、杉田智和、豪華声優陣の参加が発表された。速水が声を担当する前澤恵三は栞の父親で、栞に幼い頃から柔道を教えるも今は距離ができてしまっている。坂本が声を担当するのは、そんな父と栞の間を取り持つ母親。杉田が、一見無関心を装うが実は熱血の一面もある栞の担任教師・登坂の声を担当する。河森監督とつながりの深い日本を代表する声優陣の参加で更なる期待が高まる。

速水奨(前澤恵三役)コメント

純粋に嬉しかったですね。僕は基本的に、台本をいただいた時、ト書きを含めて何度か黙読をして、ストーリーや世界観、キャスティングしていただいた自分のキャラクターを理解して行きます。そしてリハーサル映像を見て初めて声を出すのですが、恵三は想像していたより、ずっと「昭和の父」でした。強くて、大きくて、そして本当に優しくて、家族想いの父親です。僕の理想でもあるかな。
人々の様々な心を感じるドラマだと思います。是非、映画館でご覧くださいね。

坂本真綾(前澤頼子役)コメント

河森監督と初めて出会ったのは15歳の頃、もう30年も前になります。今なお第一線で新たな挑戦を続けておられる姿に心から敬意を抱いています。そんな監督の最新作で、母親役を演じさせていただけることはとても感慨深く、胸が熱くなりました。公開を心待ちにしてくださっている皆さまと、この物語を共有できる日を私も楽しみにしています。

杉田智和(登坂役)コメント

登坂を演じます、杉田智和です。
今回の河森監督作品から漂うアルジュナ味。大好物です。
だから、大きな声で何度も名前を呼ぼうと思います。

新しい学校のリーダーズ(主題歌)コメント

我々新しい学校のリーダーズが主題歌を担当させていただくことを誠に光栄に感じております。
栞の二役を務めさせていただいたSUZUKA、そしてメンバー自身も、ステージにたつ自分と立っていない時の自分の二面性はそれぞれ向き合ってきました。
この映画のテーマを歌えること、そしてサウンド面でも我々にとって新しいチャレンジとなり、このチャンスに感謝しています。
この曲と共に旅を続けていきます!「Sailor, Sail On」世界中にお届けできることを楽しみにしております。

『迷宮のしおり』は2026年1月1日より全国で公開
監督:河森正治
キャスト:SUZUKA(新しい学校のリーダーズ)、原田泰造、伊東蒼、齋藤潤、寺西拓人
配給:ギャガ
©『迷宮のしおり』製作委員会