内田英治監督×北川景子主演『ナイトフラワー』の場面写真が解禁された。

内田英治監督自ら原案・脚本も務める本作は、借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が、2人の子供の夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく衝撃のヒューマン・サスペンス。主人公・永島夏希を演じるのは北川景子。本作では、ほぼスッピンで顔を崩して大きく笑い、関西弁で捲し立て、泣きじゃくり、夜のネオン街を全力で駆け回るなど、今まで見せたことのない表情で強くたくましい母を熱演している。共演に森田望智。北川演じる夏希のボディガードとしてシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵を演じる。

内田英治監督が渾身の力を込めたオリジナル脚本は、⽣活に困窮し、⼦供のためにドラッグの売⼈になることを決意する⺟親と、社会の抑圧に抗いながら夢を追いかける⼥性格闘家が出会い、この世界を⽣き抜くために⽀え合いながら運命を共にする感涙の物語。主人公・夏希を演じる北川景子は、脚本を⼀読して出演を快諾。実⽣活でも姉弟を育てる北川は、「ここまで追い込まれてしまったら、犯罪に⼿を染めてでも⼦供を守りたいというʻʼ⺟親の愛ʻʼは理解できます」と、監督やプロデューサーに語っていた姿が印象的だ。鮮やかなブルーに染めた髪を振り乱しながら、ほぼ全編すっぴん姿でネイティブな関⻄弁をまくしたて、⼦供達のために必死に⽣きる姿を体現した北川の演技は、俳優として新たなフェーズに⼊ったことを確信させてくれる。

そして、夏希と共闘関係を結ぶことになる多摩恵を演じるのは森⽥望智。格闘技の特訓という絶対条件のもと、内田監督たってのオファーを受けた森田は、孤独を抱えながら格闘家としての成功を夢⾒る多摩恵役に、クランクインの半年前から徹底的な⾷事制限と格闘技の特訓を重ねて7kgも増量。迫⼒のファイトシーンもすべて本⼈が演じるという俳優魂を⾒せつけた。

そんな北川と森⽥の化学反応が⾒せるシスターフッドドラマも本作の魅⼒の⼀つとなっているが、意外にも2人は今回が初共演。内田監督の希望により、2人は撮影まで会わないでいたというが、撮影合間には初対面だとは思えないほど、リラックスした雰囲気で談笑する姿も。濃密なシスターフッドを体現した2⼈の相性の良さは、製作陣の予想以上のものとなった。出会うはずのなかった孤独な⼥2⼈がタッグを組み、子供たちの夢を叶えるためにドラッグの売人として生きていく覚悟を決める。次第に闇の世界へどっぷりとはまり込んでいく夏希と多摩恵だったが、ある⼥⼦⼤⽣の死をきっかけに、2⼈の運命は思わぬ⽅向へ狂い出す―。

『ナイトフラワー』は2025年11月28日(金)より全国で公開
原案・脚本・監督:内田英治
出演:北川景子、森田望智、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太/渋川清彦、池内博之/田中麗奈、光石研
配給:松竹
©2025「ナイトフラワー」製作委員会