
『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』の公開記念舞台挨拶が10月25日(土)に池袋HUMAXシネマズで行われ、豆原一成(JO1)、市毛良枝、酒井美紀、八木莉可子、長塚京三、中西健二監督が登壇した。
祖父が遺したやさしいサプライズ――。夢に迷う僕と、夢を見つけた祖母。僕らの日々が輝きだす。11人組グローバルボーイズグループJO1の豆原一成と、44年ぶりの映画主演となる市毛良枝がW主演で贈る本作。夢に迷いながらもコーヒーにだけはこだわりがある、ちょっと頼りなくて優しい孫、等身大の大学生・拓磨役を演じるのは、映画『BADBOYS -THE MOVIE-』(25)で初主演を務めるなど俳優としての活躍が注目される豆原一成。そして夫が遺したサプライズによって、夫に先立たれた寂しい日々から一歩踏み出し、若い頃の夢だった「学び」の日々を楽しんでいくアクティブな祖母・文子を市毛良枝が演じる。監督を務めたのは中西健二。脚本はまなべゆきこ。
「自分にとって大切な作品だったので見るたびに温かい気持ちになりましたし、早くみなさんに届いてほしいという気持ちでいっぱいでした」という豆原だが、前日の10月24日(金)に公開初日を迎えて「めちゃくちゃ緊張していて。見てくれてありがとうございます、うれしいです」と笑顔を見せた。市毛は「いろんな方が愛をかけてくださったらこんなに広い世界に広がっていくんだというのが試写を見たときの感想です。最後に曲が入ってすごいなと、私たちが考えていた以上のところに連れて行ってくださった」と感慨深げな様子を見せた。
本作への出演にあたっては「『自分でいいのかな』という感覚で。市毛さんとW主演というのもなかなかない経験」と話す豆原は「僕ができることがあるのならやりますという感じで、『はい』という返事しかなかった」と振り返った。
一方で「(自身が演じる役柄として)年取った先に幸せではない未来があることをイメージとして植え付けられている気がして、不幸の象徴の役柄で出ることが多くて。年取ったらつらいなと若い人が思うんじゃないかなと思ってしまうことが嫌だった」と明かしつつ、「今回の役、いろんな問題もそれぞれ抱えているんですけど、前向きに動けるし、いくつになっても学べば明るい未来が見えてくれるるかもしれないと思わせてくれるところが素敵だと思った」と本作への出演の思いを語った。
イベントでは第17回TAMA映画賞において最優秀男優賞の受賞が発表されている長塚に、豆原からサプライズで花束が贈られた。
【写真・文/編集部】
『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』は全国で公開中
監督:中西健二
出演:豆原一成(JO1)、市毛良枝
酒井美紀、八木莉可子、市川笑三郎、福田歩汰(DXTEEN)、藤田玲、星田英利/長塚京三
配給:ギャガ
©2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」




































