『ナイトフラワー』完成疲労試写会が10月28日(火)に丸の内ピカデリーで行われ、北川景子、森田望智、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太、田中麗奈、光石研、内田英治監督が登壇した。

内田英治監督自ら原案・脚本も務める本作は、借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が、2人の子供の夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく衝撃のヒューマン・サスペンス。主人公・永島夏希を演じるのは北川景子。本作では、ほぼスッピンで顔を崩して大きく笑い、関西弁で捲し立て、泣きじゃくり、夜のネオン街を全力で駆け回るなど、今まで見せたことのない表情で強くたくましい母を熱演している。共演に森田望智。北川演じる夏希のボディガードとしてシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵を演じる。

本作で、子供たちのために犯罪に手を染める母親を演じる北川は、本作の脚本を読み「とても一生懸命で愛にあふれるいいお母さんだと思いました。私も子供が2人おりますし、すごく共感できたので脚本を読んだときの共感を大切にやれたらと思って。シンプルに演じられた」と振り返った。

その北川演じる夏希と行動を共にする多摩恵を演じる森田は、本作の撮影のために半年間のトレーニングで7㎏増量して臨んだといい「最初、内田監督に格闘技のレベルについてお話させていただいたときに明確に何キロ増やしてくださいとか、どこまで上手になってくださいとはおっしゃっていなかった。うまくなったらそういう脚本にする」と振り返り、そのことで「私次第でお話が変わってしまうのかなと自分に自分でプレッシャーをかけるところからスタートした」という。

そんな森田について、北川は「初めにお会いしたときに私が知っている森田望智さんの大きさではなかった」と増量での印象の違いがあり、驚きを隠せない様子で「撮影の傍らジムにいてトレーニングをしたり」と撮影中も役作りに励んでいたことに触れた。その森田は「寝る前にステーキとか焼いて食べていました。動いたら痩せてしまったり」と撮影中の役作りについて語る一方で「戦っていると生きている実感が沸いてきて」と役柄への共感を語った。

【写真・文/編集部】

『ナイトフラワー』は2025年11月28日(金)より全国で公開
原案・脚本・監督:内田英治
出演:北川景子、森田望智、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太/渋川清彦、池内博之/田中麗奈、光石研
配給:松竹
©2025「ナイトフラワー」製作委員会