『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』ハロウィーンイベントが10月30日(木)に都内で行われ、チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)、渋谷凪咲が登壇した。

全世界歴代興行収入ランキングで第1位、人類が生み出した全映画の頂点に立つ『アバター』(2009)。そしてジェームズ・キャメロン監督のもう一つの代表作である『タイタニック』(97)を超え、同ランキングで第3位にランクインする偉業を成し遂げた『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)。これらの作品を世に贈りだし映画界の頂点を極め、さらに映像技術に関して進化し続ける巨匠ジェームズ・キャメロンが監督する「アバター」シリーズの第3弾となる最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』。

イベントの冒頭では、「今日はちょっとおめかししてきました」とその場で回ってみせ、「今作に新しく登場する敵役のヴァランというキャラクターのコンセプトでやらせていただきました」と話す渋谷は「ヴァランは炎を操るので(衣装を)赤くして、燃えたぎって楽しみたいと思います」と笑顔を見せた。続けて、顔に特殊メイクを施してナヴィになった長田と松尾がTT兄弟の掛け声とともに登場。先日、テレビ番組の収録中に左足の甲を剥離骨折し、全治3か月の重傷と診断された長田は、この日はキャスター付きのイスに座り、相方の松尾に押される形でステージに登場した。おなじみの「TT兄弟」のリズムで現れると会場は笑いに包まれた。長田は「今、本当に自分がアバターが欲しいって思ってます」と自身の状況を嘆きつつ、「パンドラに降り立ったジェイクの気持ちがめちゃくちゃ分かりました」と語り、イベントは和やかな雰囲気で始まった。

翌日がハロウィーンであることから、ハロウィーンの思い出について聞かれると渋谷は「昨日、いとことか家族みんなでハロウィーンパーティーをしてまして。いとこのお父さんがメイド喫茶のメイドさんの格好してたりとか、うちのお父さんがプリンセスみたいな服を着てたりとかして、地獄絵図でした」と家族のユニークなエピソードを明かした。

一方で松尾は「僕たぶん、地味ハロウィンの先駆けだと思うんですけど」と切り出し、「ハロウィーンパーティーに誘われたんですけど、その日ちょうど工場のコントをやって作業服を持ってて。作業服着て、劇場にあったヘルメットかぶって、作業ボックスみたいなの持って行って。ずっとエアコンの空調を見てるっていうのをやってたんですよ。そしたら途中から『あいつすごいコスプレしてるぞ』みたいになって」と、意図せず注目を集めてしまった過去を振り返った。長田は「イカと人間のクォーターっていう衣装を作ったことがあって。おばあちゃんがイカっていう。そいつがアルバイトの面接に来るっていうコントで」と、独特な世界観のコント衣装について語った。

続いて、シリーズの魅力について話題が及ぶと“アバターエキスパート”の長田は「やっぱりこの圧倒的な世界観ですよね。ジェームズ・キャメロン監督が作り出したこの映像のクオリティ。本当に劇場のスクリーンで観ると、この惑星パンドラにいるかのような、そんなぐらいのきれいなビジュアルが入り込んでくる」とその映像美を絶賛した。前作を「4Dで見た」という渋谷も「本当にあの世界に入っているような感覚で、海のシーンとかもう気持ちよかったですし、あと家族愛がテーマだったじゃないですか。家族に感謝だなとかって思ったし、地球とか、生きとし生けるものすべてを愛そうって思わせていただきました」と、作品から受けた感動を語った。松尾は「僕、映画って1回しか観ないんですけど、2回観に行きました。あの松尾が2回行った映画」と、自身にとって特別な作品であることを強調した。

また、ジェームズ・キャメロン監督について、長田は「『ターミネーター』、『タイタニック』、『アバター』。Tが大好きなんですよ、監督は」と独自の分析を披露し、以前、来日した監督に「TT兄弟」のポーズをしてもらったエピソードも明かされた。

その長田は、最新作『ファイヤー・アンド・アッシュ』への期待について「火に特化した新しい生物が出てくるんじゃないか」と予想。松尾は前作のプロモーションで「プールにジャボーンって浸かって、出てきたらナヴィになってるっていうのをやらせてもらった」と振り返り、今回は火がテーマだから「火渡り」に挑戦するのでは、というやり取りで会場を笑わせた。

最後に渋谷は「『アバター』はやっぱり映画館で、その世界に没入するのがすごく楽しいと思うので、私も映画館に行きたいと思いますので、皆さんもぜひ一緒に行きましょう」と呼びかけ、松尾は「本当にぜひ映画館で観ていただきたいです。僕もこの格好で公開まで落とさず、劇場に行きたいと思います」と意気込みを見せ、長田は「本当に圧倒的なスペクタクルで、アクションもヒューマンドラマも、すごい心にしみる作品となっておりますので、その新作をぜひ劇場で、エイワと繋がりましょう!」と力強く締めくくった。

【写真・文/編集部】

『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は2025年12月19日(金)より日米同時公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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