
『恋に至る病』の大ヒット御礼舞台挨拶が11月5日(水)にTOHOシネマズ新宿で行われ、長尾謙杜(なにわ男子)、山田杏奈が登壇した。
原作は、ミステリ・サスペンスジャンルと恋愛ジャンルを縦横無尽に横断する俊英作家・斜線堂有紀による小説『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)。2020年3月末に発売されるとTikTokの書籍系アカウントによる紹介動画の再生回数が200万回を超える大反響を記録し、30回を超える重版を繰り返している話題作を実写映画化した本作。メガホンをとるのは廣木隆一監督。内気な男子高校生・宮嶺望をなにわ男子の長尾謙杜、宮嶺が出会い、初恋に落ち、彼の人生を大きく変えることになる寄河景を山田杏奈が演じる。2人の不器用で一途な初恋を軸に、同級生の不審死や恋人への恐ろしい疑惑が入り混じる“この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリー”――。
10月24日に公開を迎えた本作だが、周囲からの反響について長尾は「先日までツアーを回らせていただいてたんですけど、そこでファンの皆さんがうちわで教えてくれたりとかしました。感想とかも書いてくれて」と明かした。一方、山田は作品の独特な余韻を表現するように「『いやあ、なんか』って言ってる人が多いです(笑)」と、言葉にならない感想を見ることがあるという。さらに「バスケ1回も入ってなかったよねってすごい言われます」と、劇中のシーンについて反響が寄せられていることを告白する山田に、長尾も「ずっと入らないんですよ。びっくりするぐらい。この辺なんです。下で」と、足元あたりを指しながらパスが極端に低かったことをジェスチャー付きで再現し、会場は笑いに包まれた。
宣伝期間中は毎週のように顔を合わせていたという2人だが、「今だからこそお互いに言えること」について聞かれると、山田は「何を言っても受け止めてくださるので、舞台挨拶とかでも安心感がありました」と、長尾への全幅の信頼を明かし、「あと、衣装がかわいかったです。お会いするたびに『今日、何着てくるんだろう』というのも楽しみにしてました」と、ファッションにも注目していたことを笑顔で語った。
これに対し、長尾は照れながらも「うわー嬉しい!よかった」と喜びの声を上げ、山田について「僕がこういう感じで話す中で、まとめて、しっかりとしたことを言ってくれるので、僕がちょっと内容が薄そうな話をしていてもちゃんとまとめて締めてくれるので、本当に頼りになってます」と感謝を伝えた。
さらに大阪と名古屋で舞台挨拶の思い出を振り返り、山田が「(長尾が)西に行くにつれてラフになっていく。ホームに近づいていってる感もちょっと感じてました」と明かすと、長尾も「ありますね、やっぱり。大阪に近づけば近づくほど、安心感はあります」と同意した。
すると山田が「大阪の楽屋で、象形文字みたいなものが書いてある紙袋があって」と切り出し、長尾がその紙袋を指し、「大阪の人ってこの字学校で習うから俺読めるんだよね」と言ってきたといい、これに長尾は「ガチで話しているフリをしたら信じてて。『そうなんだ、これ何?』って。そういうイタズラばかりしてました」とエピソードを披露した
【写真・文/編集部】
『恋に至る病』は全国で公開中
監督:廣木隆一
出演:長尾謙杜、山田杏奈
醍醐虎汰朗、中井友望、中川翼、上原あまね、小林桃子、井本彩花、真弓孟之(AmBitious)/忍成修吾 河井青葉/前田敦子
配給:アスミック・エース
©2025『恋に至る病』製作委員会














