『恋に至る病』の大ヒット御礼舞台挨拶が11月5日(水)にTOHOシネマズ新宿で行われ、長尾謙杜(なにわ男子)、山田杏奈が登壇した。

原作は、ミステリ・サスペンスジャンルと恋愛ジャンルを縦横無尽に横断する俊英作家・斜線堂有紀による小説『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)。2020年3月末に発売されるとTikTokの書籍系アカウントによる紹介動画の再生回数が200万回を超える大反響を記録し、30回を超える重版を繰り返している話題作を実写映画化した本作。メガホンをとるのは廣木隆一監督。内気な男子高校生・宮嶺望をなにわ男子の長尾謙杜、宮嶺が出会い、初恋に落ち、彼の人生を大きく変えることになる寄河景を山田杏奈が演じる。2人の不器用で一途な初恋を軸に、同級生の不審死や恋人への恐ろしい疑惑が入り混じる“この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリー”――。

イベントでは、映画の宣伝コピー“この恋は、純愛か、洗脳か―”にちなんで、自身の“究極の選択”について聞かれると「大学に進学するかしないかとか、決まっている映画をやったら今の高校を移らないといけないということが発生したときに人生について考えていたなと思います」という山田。その際は、周囲の声も受けて考えた結果「結局は私自身の選択で」と選んだという。

一方で「最初、ポケモンを選ぶの悩みません?最初の3体」と答えた長尾は「選んだら戻れないですから。水属性を選んでいました。かわいい中で最終的にかっこよくなるんです」と語り、笑いを誘った。

さらに、2人が“究極の2択”に回答するコーナーも実施。「過去の自分にアドバイスをするか、未来の自分からアドバイスをもらうか」という質問には、2人とも「もらう」と回答。長尾は「アドバイスの内容にもよるんですけど、『もうちょい元気でいた方がいいよ』みたいな、ふんわりとしたアドバイスの方が嬉しい。明確に言われると、人生が変わっちゃいそうな気がして」とその理由を説明した。

また、「大切な人のために嘘をつくのはありか、なしか」という質問には「あり」と答えた2人。長尾は「たまに高い買い物をした時とかに、母親に言わなかったりするので」と、身近なエピソードを正直に告白しつつ、言わない理由については「怒られるからです」と即答し、会場は大きな笑いに包まれた。一方、山田は「本当のことだけじゃ乗り切れない瞬間ってきっとあると思うし、それが大切な人相手だからこそ、嘘をつけないってなるのはちょっと自由度が狭まりそうだなって思います」と語った。

さらに「好きなものは最初に食べるか、最後に食べるか」と質問には、「最後」と答えた長尾は「最後に食べて、その味のまま帰りたい。幸せな気持ちで」と答えたのに対して、山田は「最初」と回答し、「最初というか真ん中くらい。昔は最後に食べていたんですけど、お腹いっぱいになる前に食べないと、ちょっと胃のコンディションが…(笑)」と現実的な理由を明かし、「大人になってきたってちょっと思ってます」と明かした。

【写真・文/編集部】

『恋に至る病』は全国で公開中
監督:廣木隆一
出演:長尾謙杜、山田杏奈
 醍醐虎汰朗、中井友望、中川翼、上原あまね、小林桃子、井本彩花、真弓孟之(AmBitious)/忍成修吾 河井青葉/前田敦子
配給:アスミック・エース
©2025『恋に至る病』製作委員会