草彅剛主演ドラマ『終幕のロンド ーもう二度と、会えないあなたにー』で毒親に翻弄されるゆずは役・八木莉可子からコメントが到着した。

本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹が、遺品整理会社の仲間たちと共に、ときに孤独死した方の特殊清掃や遺品整理から、依頼主と直接向き合う生前整理まで、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく心温まるヒューマンドラマ。遺品に隠された真実を知った登場人物たちは、思わず心を揺さぶられる。また、感動的な人間ドラマの裏では、せつない大人の恋も描かれ、先の展開が気になるオリジナルストーリーとなっている。

第4話の放送では、こはる(風吹ジュン)の病気が真琴(中村ゆり)の嫁ぎ先である御厨家の知るところとなり、保身のため、本人の意に反してこはるを最期まで病院に閉じ込めようとする夫(要潤)に対し、真琴が声を荒げて反論する姿が話題に。さらに、そんな真琴の背中を押した意外な人物にも大きな反響が。専務室で夫を待つ真琴を、利人の妹で真琴の親友でもある彩芽(月城かなと)が怒りの形相で壁ドン。「いちいち兄貴の顔色うかがってて、どうするの!?」と檄を飛ばすシーンが流れると、「今日のみどころ。月城かなとさんの壁ドン」「彩芽さんの壁ドンならぬ窓ドン。迫力すぎる」「真琴のために怒る顔がかっこよすぎ!」と、宝塚歌劇団月組の元トップスターが見せた男前な振る舞いに、SNSは大いに盛り上がった。

一方、樹が遺品整理人としてご遺族様と向き合う姿も視聴者の心を揺さぶり、不慮の事故で突然息子を亡くした父親が、樹たちが見つけた息子の生きた証を手にする場面では、「すごくじんわりくる」「泣いた。六平(直政)さんに泣かされた。明日、目が腫れるな」と、感動を呼び、放送中にXの日本トレンド3位まで浮上した。

11月10日放送の第5話では、ある目的のため、樹と真琴が2人で旅に出るという急展開。すでに破綻しているかのように見える真琴と利人の夫婦関係だが、何やら危険な香りが――。一方、第3話で強烈なインパクトを残したゆずはの母(雛形あきこ)が、再びHeaven’s messengerへ。毒親っぷりに拍車がかかり、娘のゆずはをまたしても苦しめる。

そんな第5話について、ゆずはを演じる八木莉可子は「ゆずはの心がとても揺れ動く回となっています。同時にゆずは自身が、自身の殻を破って大きく変化し、成長する回でもあると思います」と解説。

ゆずはを演じるにあたっては二面性を意識したといい、「先天的に持った感性の豊かなゆずはと、後天的に持った周囲を警戒したりコミュニケーションを取るのに抵抗があったり、相反する二面性をどちらも大切にしたいな、と思いながらお芝居させていただきました」と話す。

さらに「話が進むにつれ、そのゆずはの二面性が少し和らいでいく所にも注目してもらえると嬉しいです」と、今後の見どころを語った。

『終幕のロンド ーもう二度と、会えないあなたにー』は毎週月曜22時~放送中(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
出演:草彅剛、中村ゆり
 八木莉可子、塩野瑛久、長井短、小澤竜心、石山順征、永瀬矢紘 / 要潤、国仲涼子、古川雄大、月城かなと/大島蓉子、小柳ルミ子、村上弘明、
中村雅俊、風吹ジュン