
いしいしんじによる原作小説を元にミュージカルアニメーションとして映画化した『トリツカレ男』の本編映像が解禁された。
ひとたび何かに夢中になると、ほかのことが目に入らなくなってしまうジュゼッペは、街のみんなから“トリツカレ男”と呼ばれている。三段跳び、探偵、歌……ジュゼッペがとりつかれるものは誰も予想ができないものばかりだ。行き場のないネズミのシエロに話しかけるうちにネズミ語をマスターしたジュゼッペ。昆虫採集に夢中になっていると、公園で風船売りをしているペチカに一目惚れ。今度はペチカに夢中になった。勇気を出してペチカに話しかけたジュゼッペだったが、ペチカの心には悲しみがあった。大好きなペチカのため、相棒のシエロとともに、彼女が抱える心配事を、これまでとりつかれた数々の技を使ってこっそり解決していくのだが…。
今回解禁された本編映像は、ペチカの目の前にタタンが現れるシーン。婚約者・タタンと一緒に映った写真がずらりと並ぶ、暗がりのペチカの部屋。窓の外に不審な人影を見つけたペチカ。「わたしだよ、タタンさ」と、突如雪の降り積もる街の灯が照らす窓の外からタタンが姿を現す場面。「タタン先生!」と驚喜して窓に駆け寄るペチカ。「いままで連絡できず、すまなかった」と告げるタタンは、窓を開けようとするペチカを制止する。
目の前に突如現れた婚約者のタタンを窓越しで見つめながら涙を浮かべるペチカは「(会っていない間に)本当に沢山のことがあったの!」と曇りのない晴れやかな笑顔を見せるが、窓を開けてタタンに触れることはできない…。ようやく会えた婚約者、でもどこかミステリアスなシーンの中で、ベテラン声優・森川智之の声とともに、タタンの滲み出る優しさを感じ取ることができる貴重な本編シーンとなっている。タタンはなぜペチカから離れて行方不明になっていたのか、そしてタタンの存在を知ったジュゼッペがペチカのために取った行動とは…。
本編映像
また、11月14日(金)からアザービジュアルを使用した第2弾入場者プレゼント「QRコード付きポストカード」の配布が決定した。本作のキャラクターデザイン・荒川眞嗣が描き下ろした、ペチカの心情を表わすビジュアルを表面とし、裏面に掲載されたQRコードからは、キャスト陣が歌唱を初披露した『トリツカレ男』プレミア上映会(9月30日実施)の舞台挨拶映像を先行視聴することができる。「『トリツカレ男』 QRコード付きポストカード」は11月14日(金)から配布(なくなり次第終了)。
『トリツカレ男』は2025年11月7日(金)より全国で公開
監督:髙橋渉
キャスト:佐野晶哉(Aぇ! group)、上白石萌歌、柿澤勇人、山本高広、川田紳司、水樹奈々、森川智之
配給:バンダイナムコフィルムワークス
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