たった1日の旅が2人の人生を変えていく――『TOKYOタクシー』の山田洋次監督とスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの特別対談が実現、TOKYO FMのラジオ番組「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」で3週にわたって放送されることが決定した。

ある日タクシー運転手が乗せたのは、人生の終活に向かうマダム。東京から葉山へと向かいながら、彼女の思い出の地をめぐるうち、彼女の壮絶な人生が明らかになっていく。他人同士だった2人の人生が交差し、やがて想像もしなかった“奇跡”が訪れる―。長きにわたり日本映画界で活躍し続け山田監督作品には欠かせない名女優・倍賞千恵子、そして『武士の一分』以来19年ぶりの山田組参加となる木村拓哉。さらに蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、イ・ジュニョン、笹野高史など多彩な豪華キャストが集結。フランスで初登場新作1位を獲得、2023年に日本でも公開しヒットしたフランス映画『パリタクシー』を原作に、昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変化する大都市・東京を舞台に、人生の喜びを謳いあげる感動のヒューマンドラマ。

今回、山田洋次監督と、本作を一足先に鑑賞したスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの特別対談が実現、
11月16日(日)・23日(日)・12月7日(日)の3週にわたり、TOKYO FMのラジオ番組「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」で2人の貴重な対談が放送されることが決定した。

本作で実写初共演を果たした倍賞千恵子と木村拓哉の初共演は、21年前に公開された『ハウルの動く城』(04)。
そのプロデューサーである鈴木がパーソナリティを務める「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」に、山田洋次監督がゲスト出演を果たした。かねてより親交の深い山田監督と鈴木プロデューサー。当番組では、そんな日本映画界の巨匠2人が『ハウルの動く城』のアフレコ当時の話から、『TOKYOタクシー』にまつわる裏話まで語りつくしている。

『TOKYOタクシー』を既に2回も観たという鈴木プロデューサーが「面白かったですね。『これだけの力強い映画を作ることはできるんだ!』って本当に感動しました」と絶賛。さらに「面白かったのは、木村さんの芝居がいつもと逆だった」と語ると、山田監督も「今回は“受け”の芝居ですからね。逆に(倍賞)千恵子さんは攻める。木村くんも、この映画をやる時から『これは倍賞さんの映画です』って言っていました」と、本作で木村の新たな表情が見られることを告白。そんな木村と『ハウルの動く城』と『君たちはどう生きるのか』でタッグを組んだ鈴木プロデューサーは、「アフレコの時は台本を持ってきてもいいわけですよ。ところが(セリフを)全部入れてくるんですよね。全部覚えたやつを喋っていました」と、貴重なアフレコ時のエピソードを披露し木村を絶賛。

さらに木村が山田監督と初タッグを組んだ映画『武士の一分』についても驚きのエピソードが明かされる。
また鈴木プロデューサーもファンだという『男はつらいよ』シリーズをはじめ、70作にわたりタッグを組む倍賞千恵子について山田監督が「あの人は本当に天才的な女優さんだと思っています」と語るなど、両巨匠が倍賞・木村2人の魅力を語りつくす、ここでしか聞けない必聴の内容となっている。

TOKYO FM「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」

放送日時:2025年11月16日(日)・23日(日)、12月7(日)23:00~23:30放送予定
放送局:TOKYO FM他全国38局ネット
※終了後ポッドキャスト配信あり
番組サイト: こちら

『TOKYOタクシー』は2025年11月21日(金)全国公開
監督:山田洋次
出演:倍賞千恵子、木村拓哉
 蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜
 神野三鈴、イ・ジュニョン、マキタスポーツ、北山雅康、木村優来
 小林稔侍、笹野高史
配給:松竹
©2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会