君嶋彼方による小説を主演:芳根京子×共演:髙橋海人で実写映画化した『君の顔では泣けない』のスペシャルトーク映像が解禁された。

物語の始まりは、高校1年生の夏。プールに一緒に落ちたことがきっかけで、心と体が入れ替わってしまった坂平陸と水村まなみ。これは何かの間違い、と元に戻ることを信じその方法を模索し奔走する。しかし、誰にも言えない秘密を抱えた陸とまなみは、15年経っても元には戻らなかった。人生の転機を入れ替わったまま経験していくふたり。しかし30歳の夏、まなみは「元に戻る方法がわかったかも」と陸に告げる。主演は芳根京子。入れ替わったことをなかなか受け入れられないまま馴染めず、不器用でありながらも誠実に生きようとする主人公・坂平陸を、揺れ動く衝動と痛みをもって演じ切った。そして、陸と入れ替わってしまう水村まなみ役には髙橋海人。心に【まなみ=女性】である本音を隠し、うまく【陸=男性】として気丈にふるまう難しい役どころを、柔らかな眼差しと感情で体現した。監督は『決戦は日曜日』(2022)の坂下雄一郎。リアルとフィクションの境を繊細に編み、入れ替わったまま大人になっていくふたりの時間を切なく、そして瑞々しく描き出している。

入れ替わった陸とまなみが近況報告のために1年に1回会う7月の第3土曜日にかけて、11月の第3土曜日の本日解禁されたのは、芳根京子と髙橋海人が自身の15年間を振り返り、「自分だったら入れ替わった15年後に戻りたいか?」トークに花咲かせるスペシャル映像。

15年前となると、当時芳根は13歳で、髙橋は11歳。「部活に一筋だった」という芳根は、スカウトされたことがきっかけで俳優としてのキャリアがスタート。そこから徐々に、様々な役を通して芝居が好きになっていったと話す。髙橋は、まさかの“孔雀が学校から逃げ出した事件”(!?)から始まり、ダンスに熱中していた小学生時代についてのエピソードも明かした。自身の人生に置き換えて振り返ってみることで、15年間の長さを実感するふたりは、それぞれが演じた役柄に想いを寄せる。

演じたことで、“入れ替わる”、そしてその後“戻る”ということの大きさを知る芳根と髙橋。映画の設定に合わせ、「自分だったら戻ろうとするか」というテーマで、改めて自身の人生について語り合った。観る人全てに「自分だったらどうするか」と問いかける本作に、真摯に取り組んだ芳根と髙橋の想いが伝わるスペシャルトーク映像となっている。

スペシャルトーク映像

『君の顔では泣けない』は2025年11月14日(金)より全国で公開
監督・脚本:坂下雄一郎
出演:芳根京子、髙橋海人
 西川愛莉、武市尚士
 中沢元紀、林裕太/石川瑠華、前野朋哉/前原滉、ふせえり
 大塚寧々、赤堀雅秋、片岡礼子、山中崇
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2025「君の顔では泣けない」製作委員会