
のん主演ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』で早見由奈役を演じる鳴海唯のインタビューが到着した。
本作は、天才棋士の父に人生を奪われた主人公・国見飛鳥が、その深い憎しみから開花させた才能と、まっすぐに突き進む意志の強さで、自らの人生を取り戻していくヒューマンドラマ。辛い過去と向き合いながらも、前に進もうとする力強い女性の姿が丁寧に描かれる。“盤上のダークヒーロー”となる主人公・国見飛鳥を演じるのは、今年の話題作に立て続けに出演し、俳優としての進化が大きく評価されているのん。そして飛鳥とバディを組み、飛鳥の父へ復讐を企てる"元棋士のヒモ男"藤堂成悟を藤木直人、復讐計画を見守る藤堂の恋人・堺礼子役には倉科カナ、飛鳥が人生を懸けて復讐する父親であり“天才棋士”の結城彰一役に中村獅童が出演する。さらに奥貫薫、森愁斗、鳴海唯、西岡德馬、山口紗弥加らが出演する。
今回、早見由奈役を演じる鳴海唯のABEMA独占インタビューが到着した。
――初めて脚本を読んだときの印象を教えてください。
主人公の飛鳥が父に復讐するということを描いた、一見すると普遍的な物語に見えるのですが、単なる復讐劇ではないと思いました。将棋を通じて父に挑むということが、結果的に将棋界を揺るがす偉業につながっていく…そうした構造がとても面白くて、一筋縄ではいかない作品だなと感じました。
――のんさん演じる主人公・飛鳥、そしてご自身が演じる早見由奈について、それぞれどんな印象を持ちましたか?
飛鳥は、もちろん父への復讐という大きな目的を抱いていますが、それ以上に、誰よりも純粋に将棋と向き合っている姿がとても魅力的でした。一方の由奈には、飛鳥のようにピュアに将棋と向き合いたいという思いもあるけれど、女流棋士として生きていく中でいろんな葛藤や壁に何度もぶつかってきています。飛鳥とは全く違う境遇ではあるんですけど、彼女なりに複雑な感情を抱えている人物なんだなという印象がありました。
――ご自身と由奈に共通する部分はありましたか?
そうですね…一見うまくやれているように見えても、内面では人間くさい悩みや感情を持っている、そういう部分には自分自身も共感するところがありました。
――のんさんとの共演はいかがでしたか?
のんさんとは以前に別の映画でご一緒したことがあったのですが、同じシーンでしっかりお芝居するのは『MISS KING / ミス・キング』が初めてで。現場では、脚本で読んでいた以上に飛鳥という存在が強くて、のんさんご自身を通して飛鳥が息づいていて…。彼女(飛鳥)が心から将棋を指している、その潔さにはかなわないな、と思う瞬間が何度もありました。圧倒されました。
――共演者の方々との撮影時のエピソードを教えてください。
山口紗弥加さんや中村獅童さんとは、劇中では少し怖いといいますか、張り詰めた空気のシーンが多いのですが、カメラが回っていないところでは優しく接してくださったり、現場は温かく、だからこそ画面とのギャップが面白くて、その雰囲気も含めてすごく心に残っています。
――将棋については、もともと馴染みがありましたか?
実は、この作品で初めてちゃんと将棋に触れることになりました。知識ゼロからのスタートだったので、スタッフの方々が用意してくださった資料を読み込んだり、女流棋士の方々のエッセイや自伝を読ませていただいて、世界観に近づいていきました。とても奥深くて、一手一手に人生が詰まっているような…そんな印象を受けました。
――視聴者の皆さんに、作品を通じて届けたい想いを教えてください。
もちろんエンタメ作品としても楽しんでいただける内容になっていると思います。ただそれだけではなくて、将棋に触れたことがないという方に、このドラマが少しでも将棋に興味を持つきっかけになったら嬉しいです。登場人物それぞれが抱えているものや葛藤は、将棋のことを知らなくても、きっと何かしら共感できる部分があると思うので、ぜひそういう“人間ドラマ”の部分にも注目してもらえたらと思います。ぜひ、最後まで見届けてください!
『MISS KING / ミス・キング』
2025年9月29日(月)20時より無料配信(全8話)
番組トップページ: こちら
出演:のん、藤木直人、倉科カナ、奥貫薫、森愁斗、鳴海唯・西岡德馬・山口紗弥加、中村獅童
©AbemaTV, Inc.








