のん主演ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』の最終回となる第8話が11月17日(月)に配信開始された。

本作は、天才棋士の父に人生を奪われた主人公・国見飛鳥が、その深い憎しみから開花させた才能と、まっすぐに突き進む意志の強さで、自らの人生を取り戻していくヒューマンドラマ。辛い過去と向き合いながらも、前に進もうとする力強い女性の姿が丁寧に描かれる。“盤上のダークヒーロー”となる主人公・国見飛鳥を演じるのは、今年の話題作に立て続けに出演し、俳優としての進化が大きく評価されているのん。そして飛鳥とバディを組み、飛鳥の父へ復讐を企てる"元棋士のヒモ男"藤堂成悟を藤木直人、復讐計画を見守る藤堂の恋人・堺礼子役には倉科カナ、飛鳥が人生を懸けて復讐する父親であり“天才棋士”の結城彰一役に中村獅童が出演する。さらに奥貫薫、森愁斗、鳴海唯、西岡德馬、山口紗弥加らが出演する。

以下、第8話ネタバレあり

いよいよ、飛鳥(のん)と彰一(中村獅童)が最後の対局を迎える直前。飛鳥のもとに香(山口紗弥加)が訪れ、彰一の自伝から削除された一部の原稿を手渡す。そこに綴られていたのは、彰一がかつて娘の飛鳥と妻の桂子(奥貫薫)をどれほど深く愛していたのか、そして彰一が家を出た本当の理由だった。彰一は「幸せを感じる一方、2人がいなければもっと将棋に打ち込めるのでは、勝てないのはこの2人のせいではないか」という邪な考えに悩んでいたという。さらに当時7歳の飛鳥が自分を凌駕する天才であることを確信し、そのことを喜ぶどころか嫉妬や恐怖の感情を抱いていたことも明らかになった。

原稿を読んだ礼子は、飛鳥と彰一がなんとか和解できないかと藤堂(藤木直人)に相談。藤堂は飛鳥のもとを訪れ、「これ読んでどう思ったの?」と問いかける。飛鳥が「藤堂さんは?」と聞き返すと、藤堂は「俺も将棋に呪われた人間としてこいつの気持ちが理解できてしまった。俺に家族はいないけど、もしいたら同じ選択をしていたのかもしれない」と打ち明けた。

また、香から「あなたたちは愛されていた。私とはちがう。だから憎む必要なんてない。復讐も意味がない。もう終わらせましょう、こんなこと。私たちから彰一さんを奪わないで」と言われた飛鳥は、苦しそうに「桂子と飛鳥、もっとも愛する2人…お母さんはそれ読んでいたらどう思ったかな? 私はその言葉を読んで、くっそむかつきました!私とお母さんの人生を奪っておいて、今さら何勝手なこと言ってんだよ。自分に酔ってるだけのスーパーくそ自分主義野郎です!」と感情を爆発させ、「藤堂さん、これは親子げんかなんだよ。だから他人とか関係ない。日本中があいつを認めても私は絶対認めない。お母さんと私を苦しめたあの男を全力で否定してやる」「棋士になんてならない!あいつぶっ倒して私もう将棋やめます!」と宣言。これを聞いた藤堂は、「飛鳥、大丈夫だ。お前は強い。親父を殴りに行くぞ」と励ました。

失われた過去と真実を知った飛鳥は、複雑な思いを抱えながらも、運命の対局「将棋編入試験 五番勝負 最終局」で彰一と対局。まるで親子の殴り合いのような激闘の末、飛鳥が勝利を収め、見事史上初の女性棋士が誕生する。彰一はうれしそうに「強くなったな、飛鳥」と涙を浮かべながら声をかけ、飛鳥の目からも涙が流れ落ちる。さらにその後の記者会見で飛鳥は「将棋ってほんとうに面倒くさい!だから私、もう辞めます!」と宣言し、報道陣を驚かせた。

それから2年後。礼子の店で働く藤堂の姿があり、2人のもとには子どもが誕生していた。一方、彰一は息子・龍也を「久しぶりに指すか」と誘い、親子で仲睦まじく将棋を楽しんでいる。その頃、香は「どこに行っているのよ…」と呟きながら、飛鳥の帰りを待ち続けていた。果たして、飛鳥はいったい今どこで、何をしているのか―。

飛鳥と彰一の歴史を揺るがす親子での対局シーンでは「泣いちゃう…」「気持ちのぶつかり合いを感じる対局」などコメントが続々と寄せられ、飛鳥の最後の一手には「きた~!」「涙が…」「やったぜ!」と盛り上がりを見せた。そして対局後の記者会見で、「将棋ってほんとうに面倒くさい!だから私、もう辞めます!」と宣言した飛鳥の発言には視聴者も衝撃を受けていたが、実はその後に続きがあり、第8話のラスト1分でその発言の真実も明らかに。『MISS KING / ミス・キング』は、2026年1月7日(水)22時まで「ABEMA」で全話無料配信中。

『MISS KING / ミス・キング』

2025年9月29日(月)20時より無料配信(全8話)
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出演:のん、藤木直人、倉科カナ、奥貫薫、森愁斗、鳴海唯・西岡德馬・山口紗弥加、中村獅童
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