「Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫」クリスマスツリー点灯式が11月21日(金)に赤レンガパークで行われ、劇場長編アニメーション『迷宮のしおり』で主人公・栞の声を務めた新しい学校のリーダーズ・SUZUKAと、主題歌を担当した新しい学校のリーダーズ、河森正治監督が登壇した。

アニメ監督・河森正治の初オリジナル劇場長編アニメーション『迷宮のしおり』は、“歌”と“SF”と“三角関係”をベースに、現代人の誰もが手にしているスマートフォンあるあるを組み込んだエモーショナルでポップな異世界脱出劇。主人公は普通の女子高生・前澤栞。ある日、突然スマホが割れて、気が付くと誰もいない異世界の横浜に。目の前に現れた謎のウサギのスタンプから「スマホの中に閉じ込められた」と告げられ、現実世界ではもう1人の自分が突如現れて自由奔放に振る舞い出す。もう1人の自分の暴走を食い止めるべく、奇妙なスマホの迷宮から抜け出そうとする、もしかしたらSNS社会で本当に起こるかもしれない異世界青春ファンタジー。新しい学校のリーダーズ・SUZUKAが主人公・栞を、栞が閉じ込められてしまうスマホの中の異世界“無人の横浜”で出会うウサギのスタンプ・小森の声を原田泰造、栞の幼馴染であり、歌とダンスの動画配信にストイックに取り組む女子高生インフルエンサー・倉科希星を伊東蒼、栞のクラスメイトでお調子者の山田を齋藤潤、そして国際的に注目される若き起業家・架神傑をtimeleszの寺西拓人が演じる。

Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫過去最大の約12mにアップデートされたメイン会場の巨大なツリーの前に登場した新しい学校のリーダーズのメンバー、そして河森監督。河森監督は「みなさんこんばんは。今日はよろしくお願いします!」と、映画にちなんだスマートフォンのプロップスを持って登場すると、多くの歓声が上がり、さらに、新しい学校のリーダーズが登場すると、「AG!」というコールをはじめとして、多くの歓声があがった。
イベントのはじめには、株式会社横浜赤レンガ代表取締役社長岩﨑求起が「赤レンガ倉庫でのクリスマスマーケットは今年で16回目となりました。みなさんの多大なるご支援のもと、開催になりましたこと感謝申し上げます。今年のテーマは“タイム”とさせていただきました。素敵な時を大切な方と過ごしていただきたいと思ってテーマを設定させていただいております。『迷宮のしおり』の今年だけの特別なクリスマスツリーの点灯を、素敵なイルミネーションとご堪能いただければと思います」と挨拶をした。

早速、広大な敷地を活かした大規模なイルミネーション、本場ドイツの現地視察から取り入れた本格的な装飾、海やみなとみらいの景色を望む立地が特徴な会場を見た感想を尋ねられた面々。河森監督は「すごい綺麗で、ドイツとか行った時の雰囲気に近いですね。赤レンガ倉庫もよくきているので、こんなに綺麗になって嬉しいです。」と、MIZYUは「たくさんの方にお目にかかれるのも嬉しいですし、クリスマスとイルミネーションも大好きなので、こういったかたちで横浜に関われて嬉しいです。」と、RINは「クリスマスというのはワクワクしますし、寒くても心をワクワクさせてくれる世界が広がっている感じがすてきです。」と、SUZUKAは「すごくロマンティックだなと思って、河森監督とデートしたいです!」と、KANONは「コンタクトの度が足りていないみたいで、ぼやけているのがさらに素敵です。(笑)」と話し、早速会場の雰囲気を楽しんでいる様子。

また、監督は自身初の長編アニメーション映画である『迷宮のしおり』とのコラボに、クリスマスツリーの点灯が待ちきれない様子で、「ここ赤レンガ倉庫も映画の舞台になっているので、横浜育ちとしてこんなに光栄なことはないと思っております。」とコメント。点灯を前に、「この(点灯の)ボタンを押すと、みんなのスマホが割れたりして!」と映画にかけたジョークも飛び出す。さらに、1時間おきに見られるコラボイルミネーションは、新しい学校のリーダーズによる本作の主題歌「Sailor,Sail On」と連動して、目と耳で楽しめるものになっており、そんな今回ならではのコラボレーションにMIZYUは「めちゃめちゃ楽しみです!クリスマスツリーと音楽、目じゃなくて体で感じるものだと思うので、そこに我々の歌声だったり、音楽がご一緒できるのは嬉しいなと思っております」とコメント。

そしていよいよ点灯のタイミングに。SUZUKAと河森監督が親指をかがけて、「いいね!」ポーズで、ボタンを押すことに。主題歌も流れる中、光り輝いたツリーに会場からも盛大な拍手と歓声が起こる。点灯されたツリーを見て、河森監督は「クリスマスツリーが帆にかかって、セール(出航)しているようで、そこに灯りがついたようで素敵ですね。」と、SUZUKAは「クリスマスのワクワク感をしみじみと感じます!」と感激した様子。
株式会社横浜赤レンガ代表取締役社長岩﨑求起は、「SUZUKAさん演じる栞のアクティブなイメージで演出させていただきました」と演出を解説。

点灯式を終え、話題は映画の話に。『迷宮のしおり』が、今回点灯式が行われた横浜を舞台にしていることについて、河森監督は「自分が3歳の時から横浜に住んでいて、いつか舞台にしたいなと思っていました。世界に向けての窓としての機能がある街なので、ゲートシティとして他の世界の入り口になるのにふさわしい街なので、こうやって、スマホがひび割れてしまったことによって、深層心理が結びついた世界に閉じ込められてしまう栞を描くにあたっては向いている街だな思っておりました。」とインスピレーションの源を話す。さらに、横浜赤レンガ倉庫も映画のとあるシーンに登場することから、横浜赤レンガ倉庫の印象を尋ねられると、「古いものと新しいものがすごくうまく融合しているなという印象です」と話す河森監督。

さらに、3年前に横浜赤レンガ倉庫で行われた「毎日がクリスマス2022」というイベントで、ライブをしたことのある新しい学校のリーダーズ。その際のことを聞かれると、「クリスマス当日だったので、クリスマス仕様でライブしたいなと思っていたので、首に赤い羽のモフっとしたものを入れたり、ツリーに置くものを巻き付けてパフォーマンスしたりしました!」と振り返る面々。さらに、横浜の思い出に関して、「学生の時に、横浜には4人で来たこともあって、お仕事のない日に赤レンガに来たり、コスモワールドに来たり、中華街で遊んだりしました。」とKANONがエピソードを明かす。

『迷宮のしおり』で声優初挑戦ながら、スマホの中に閉じ込められた栞と現実でインフルエンサーの様に活躍するSHIORIの一人二役に挑んだSUZUKAは、今回演じた役柄に関して「演じる上で、自分の中に栞の声を探る旅は決して簡単じゃなかったのですが、身体感覚をフル活用して、自分の中で探っていったら見つけることができました。新しい旅だったので刺激的な経験、そして挑戦でした。」とアフレコを振り返る。

そんなSUZUKAのアフレコを近くで見守ってきた河森監督は「新しい学校のリーダーズの活動は、とても個性的で自由で、“はみ出して行く”ような感じなので、その部分でSHIORIにあっていると思っていたのですが、引っ込み思案の方の栞もどうなのかなと思ったのですが、お会いした時に色々な側面のお話をしていただきました。短い時間で乗り越えていってくれる姿が、この『迷宮のしおり』で伝えたいものが、“はじめの一歩を踏み出して行く”チャレンジの後押しになったらなと思っていたので、そこが表現されていて、とても嬉しかったです。」と絶賛。

そして、ここでSUZUKA以外の新しい学校のリーダーズのメンバーも声優として本作に出演していることが発表された。しかし、どんな役柄のどんなセリフかMCから尋ねられると、「ぎょわっ!」とスマホの中の異世界にいるスタンプ役で、思ったより短いセリフであることが明らかになり、会場からも笑いが起こる。

再び話題は映画の話に。新しい学校のリーダーズの「大人ブルー」の作詞・作曲も担当したyonkeyが今回の主題歌「Sailor, Sail On」も手掛けており、yonkeyに何かリクエストしたことがあったか尋ねられた河森監督は「前向きになれるような、色々大変なことがある現代でも一歩踏み出して行こうという元気が出るようなものにして欲しいとお願いしたんですが、本当にかっこいい曲になりました。」と語る。新しい学校のリーダーズのメンバーも初めて主題歌を聞いた際には「壮大だなと思いました。歌詞を聞いて行くと、内側内側にはいっていって、映画の内容とそのままリンクしていて、映画を見てから楽曲を聴くとまた違った印象を受けて、幸せな気持ちになりました」とRINは思ったそう。

タイトルに込めた想いをKANONが「新しい学校のリーダーズは、10周年を迎えたのですが、日本と海外に向かって活動して行く私たちを帆先に例えさせていただきました。大きな風を受けて、進んでいくぞという気持ちを込めてタイトルをつけさせていただきました」と解説。SUZUKAは、この歌をカラオケで歌う際には「ふざけた曲ではないので、5次会で歌うようなものじゃないのですが(笑)SUZUKAの歌心地ってどんなもんなんだろうと向き合って歌ってくれると嬉しいです。ファンの皆さんには「リーダーズを応援して行くぞ!」とか想いを乗せて歌ってくれると嬉しいですね」と観客にアドバイス。MIZYUは「さっきRINも言ったような、内面的なものだったり、出航する希望だったりを注目して聴いていただきたいです。日本語の美しさも感じるので、歌詞の壮大さだったり、クリスマスツリーと一緒に聴く時だったり、色々な生活の中でフィットして行くといいなと思います。」と主題歌の注目してほしいポイントをアピール。

さらに今回のクリスマスマーケットに関して注目しているポイントについて尋ねられると、
MIZYUは「寒い中での温かい食べ物って倍に美味しいですよね。寒いのに、湯気が出ているみたいな、ギャップを楽しむのが好きです。」と、RINは「クリスマスマーケットに遊びに来たことがあるのですが、プレミアムラウンジがあるって聴いて衝撃を受けました。優雅な気持ちでメンバーとクリスマスを楽しめたらいいなと思いました」と、SUZUKAは「サンタさんとミートアンドクリート。うちらもよくやっているんですよね。サンタさん会いたいですよね。」と、KANONは「盛りだくさんすぎるなと思ったのですが、ずっといい匂いがしていて、いい香りがして、温かいごはんを食べたいですね。」と話す。

河森監督が「スマホって現代人にとってなくてはならないもので、個人情報から検索履歴まで全て入っていて、ほとんど自分に等しい。それが壊れたりすると、自分が壊れちゃうんじゃないかって思います。一歩踏み出すのことのプレッシャーが大きい社会になっているのではないかと思うので、「一歩を踏み出す」応援歌になっているといいなと思って作っていますし、主題歌も聴いて欲しいなと思っております。」と作品をアピール。SUZUKAも、「英才教育で見て欲しいなと思ったんですよね。私たちが生まれてきて、中学から携帯に付き合っていて、幼稚園からスワイプしているような時代で、今というものにどこに意識を向けるかわからなくなってくる子どもたちも多くなってくると思うのですが、人間は携帯がなくても生きていけるのに、狭い世界に苦しんでる人もいると思うんです。英才教育としてこの映画を見て、自分の携帯との付き合い方をエンターテインメントを通して学んでくれるといいなと思いました。」と全世代に見て欲しいとメッセージを伝える。

最後に河森監督は「皆さんの熱気で寒さも吹き飛んで、イルミネーション含めてあたたかい気持ちで過ごせました。映画もよろしくお願いします!」と、MIZYUは「映画を通して、主題歌も感じて欲しいですし、クリスマスマーケットを通してこの楽曲も楽しんでくださると思うのですが、来年この映画と共に進んでいく新しい学校のリーダーズを楽しんでいただけたら嬉しいです!」と、RINが「「迷宮のしおり」の舞台となっている、横浜という場所で、年に一回の祭典の点灯式に出るなんて、素晴らしい機会なかなかないと思うので、みなさんとも楽しく過ごせて嬉しく思います。」と、KANONが「こんな綺麗な景色と共に「迷宮のしおり」を楽しんでいただけて嬉しいです。主題歌も聴けるのはここだけだと思うので、楽しんでいただければと思います!」と、SUZUKAが「クリスマスマーケットに来たことがなかったので、感動しましたし、ファンのみんなと河森監督と来れて嬉しいです。」と話し、イベントは幕を閉じた。

その後に行われた囲み取材では、「サンタさんにどんなプレゼントが欲しいか」と尋ねられたRINは「映画『迷宮のしおり』が大ヒットしますように!主題歌も世界に羽ばたきますように!いい子にしているので願いを叶えてくれるかなと思っております。」と、最後まで映画のヒットを願った。

【提供写真、オフィシャルレポート】

『迷宮のしおり』は2026年1月1日より全国で公開
監督:河森正治
キャスト:SUZUKA(新しい学校のリーダーズ)、原田泰造、伊東蒼、齋藤潤、寺西拓人
配給:ギャガ
©『迷宮のしおり』製作委員会