『ストレンジャー・シングス 未知の世界 5』ファンフェスタ~One Last Adventure~が11月22日(土)に都内で行われ、フィン・ヴォルフハルト(マイク役)、ゲイテン・マタラッツォ(ダスティン役)、ケイレブ・マクラフリン(ルーカス役)、ノア・シュナップウィル役、ダファー兄弟(マット・ダファー&ロス・ダファー)が登壇した。

本作は、1980年代の小さな町ホーキンスに突然出現した<裏側の世界>という“異世界の脅威”に、オタク気質な少年少女とその家族や仲間が力を合わせて立ち向かう、ミステリー・アドベンチャー&青春物語。配信以降、瞬く間に世界中で大ヒットし、様々なエンターテイメントやムーブメントに影響を与えるなど、多くの社会現象を起こしてきた本作の完結となる“過去最大の大冒険”と“最終決戦”がまもなくはじまる。

ケイレブは、10年にわたり共演してきた仲間たちとの関係性につい「僕たちは子供の頃からこの役を演じていて、自分たちの想像力を使ってすぐにキャラクターになれるんです。それは潜在意識の中にあるもの」と役柄が自身の一部になっていることを説明。さらに、キャスト同士の阿吽の呼吸について「僕たちの間で会話を持たなくても、瞬時に入り込めます。お互いの考えていることを読めるというか、目を見るだけで『今のジョークわからなかったよね?』というのが通じ合うんです」と語り、言葉を交わさなくても通じ合える、まるで本当の家族や兄弟のような強い信頼関係を明かした。

また、迎えた“最後の撮影”について、ウィル役のノアは感慨深い表情で「忘れられないこととして、あの瞬間のことなんですが」と前置きし、「誰がその時に実際に仕事をしていたかしていなかったかに関係なく、みんながあの場に集まっていました」と、クランクアップの瞬間を回想。続けて「みんな一緒にいて、本当に最後のハグをみんなでして、みんなで一緒に泣きました。本当にものすごい絆を感じたんです。これは自分の人生の中でも本当に一生に一度あるかないかぐらいの、忘れられない経験となりました」と、キャスト全員で涙を流して完結を分かち合ったエピソードを披露しました。

これを受けて、「今でも家族のような付き合いが続いている」と話すロス・ダファーだが「撮影の最終日はキャラクターとのお別れということで、みんなで一丸となって同じストーリーを語っていく、その作業がいよいよ終焉を迎えるということで感動的だったし、つらかったです」と振り返った。

そして、本作では観客に“勇気”を与える作品でもあるが、撮影セットを通して学んだ「勇気」について、ゲイテンは「恐れというのは、持たないことよりも、克服することが大切であると(いうこと)」と、自身の考える勇気について語り、「日々そういうこと(恐れ)がありながら、ダスティンという役柄が僕自身を助けてくれました。彼は本当に勇敢な少年で、そういう彼を10年間演じてきたことは本当に楽しかったです」と、演じてきたキャラクターから勇気をもらっていたことを明かした。

さらにゲイテンは、「今後、彼のことを恋しく、寂しく思うと思います」と別れを惜しみつつも、「自分が成長期にこのような役を演じることができて、この素晴らしい経験が本当に自分の骨身に残って、一生持っていくことになると思います」と、ダスティンという役が自身の人生に深く刻まれていることを感慨深げに語った。

【写真・文/編集部】

Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界 5』VOL 1(第1~4話)は11月27日(木)10時、VOL 2(第5~7話)が12月26日(金)10時、フィナーレ(第8話)が2026年1月1日(木)10時より世界独占配信
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