内田英治監督×北川景子主演『ナイトフラワー』のスペシャルトーク映像が解禁された。

内田英治監督自ら原案・脚本も務める本作は、借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が、2人の子供の夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく衝撃のヒューマン・サスペンス。主人公・永島夏希を演じるのは北川景子。本作では、ほぼスッピンで顔を崩して大きく笑い、関西弁で捲し立て、泣きじゃくり、夜のネオン街を全力で駆け回るなど、今まで見せたことのない表情で強くたくましい母を熱演している。共演に森田望智。北川演じる夏希のボディガードとしてシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵を演じる。

今回、北川景子、森田望智、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太ら豪華キャストと内田英治監督が勢ぞろいして、本編やメイキング映像を交えながら作品にかけた思いや撮影エピソードを語るスペシャルトーク映像が解禁された。

映像の冒頭、「自分の役以外で魅力的だったキャラクターは?」というトークテーマについて森田は、多摩恵が所属するジムの会長・多田(光石研)が魅力的に感じたと回答し、本編ではカットになったが、撮影現場では爆笑をさらったとあるシーンでのエピソードを披露。佐久間は、本作で麻薬密売の元締めとして俳優デビューを果たした渋谷の演技が「すごかった」というが、「緊張しすぎて記憶がない」と語る渋谷に、満場一致で「素晴らしかった」と絶賛する場面も。

また、「完成した本編を観て、思わず涙した、心が震えたシーンは?」というお題では、北川が試写会で思わず泣いてしまったという、物語終盤の多摩恵の試合シーンが話題に。北川は、「(森田が)現場で泣けるかなって仰っていたけれど、たくさん涙が出ていて、私はその涙を見ていたから、その時の情景を思い出して…」と撮影を振り返り感情移入してしまったと語る。

さらに夏希の娘・小春を演じた渡瀬結美は、演技未経験ながらバイオリンの腕前はジュニアコンクールで入賞するほどで、そんな小春のバイオリンのシーンは「涙無しでは見られない!」と一同が声を揃える。内田監督は、生活に困窮した夏希が子供たちに餃子を食べさせる場面を泣けるシーンに挙げ、北川の切ない演技に内田監督のみならず、スタッフも涙したという。観る者の心を揺さぶる子役の演技も見所の一つだが、内田監督の手腕が光る演出術も映像の中で明かされている。

最後に、映画を観る人たちに届けたい“希望”について、それぞれが熱い思いをコメントする中で、北川は「それぞれの“愛”がテーマになっている作品。人が人を愛したり、愛されたりすると今までできなかったこともできるようになって、人間が愛に突き動かされる様が詰まっている。身近な人を愛したくなったり、大切にしたくなると思います」と、メッセージを送っている。

スペシャルトーク映像

『ナイトフラワー』は2025年11月28日(金)より全国で公開
原案・脚本・監督:内田英治
出演:北川景子、森田望智、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太/渋川清彦、池内博之/田中麗奈、光石研
配給:松竹
©2025「ナイトフラワー」製作委員会