
藤﨑ゆみあファースト写真集『FUJISAKI YUMIA』の発売記念会見が12月14日(日)に都内で行われ、藤﨑ゆみあが登壇した。
広島県出身の藤﨑ゆみあは2023年、15歳のときに事務所へ所属し、上京。その年の7月に『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』でドラマデビューし、感情の機微を丁寧にすくい取る演技と、どこか映像に“余白”を与える佇まいで一躍注目を集める。同年の全国高等学校サッカー選手権大会の19代目応援マネージャーに就任。今年11月からはヒロイン・香月双葉を演じる岡田准一主演Netflixシリーズ『イクサガミ』が配信されるなど、今もっとも将来が期待されている若手俳優だ。撮影は所属する事務所名にもなっているギリシャ・メテオラで敢行。灼熱の太陽が降り注ぐ中、修道院のある地上約600m地点まで坂や階段を登ったり、崖の上から夕陽を眺めたり、ギリシャの首都・アテネではパルテノン神殿や地元の市場、観光地となっているシンタグマ広場などを訪れたり、地中海まで足をのばしたほか、本場のヨーグルトやオリーブ、魚介類を堪能するなど、ギリシャを思う存分味わう旅となった。ギリシャの絶景で魅せた、藤﨑の瑞々しさとあどけなさ、大人びた表情が満載の1冊を楽しむことができる。
自身初となる写真集の撮影地は、以前から憧れを抱いていたというギリシャ。完成した写真集について「初めて見たときに、自分では想像もしていないくらい素敵に撮っていただいた」と語り、「旅に出たときのワクワク感を改めて感じることができてうれしく思った」と振り返った。
日本からアテネへの移動は初の長時間フライトとなり、時差も相まって到着時は「ソワソワして慣れない感覚」に襲われたという。その原因について藤﨑は「毎朝よーぐるをと食べるのが習慣で『それだ』と思って」と気づいたことを明かし、ちょうど買い物にでかけるというスタッフにリクエストしてヨーグルトを買ってきてもらい、「食べた瞬間に元気がすごく湧き出て、やっぱりヨーグルトがないとダメなんだと分かった」と回顧。それ以降の撮影期間中は、毎食のようにヨーグルトを食べていたというエピソードを披露した。
また、お気に入りのカットには、アテネからメテオラへ列車で向かう際に撮影されたカットを挙げた藤﨑。駅でスタッフに隠れてこっそりパンを買おうとした際、売店でベーグルを買っている様子が収められているというこのカットに、藤﨑は不慣れな土地と言語に緊張しながら一人で買いに行き、食べたベーグルの味が忘れられないと語り、そのカットには「旅ならではの思い出」や「これからメテオラに行くぞという旅への期待」が表れているとして理由を語った。
写真集のロケ地であるメテオラ修道院は崖の上にあり、その壮大な景色に触発され、「今までにないぐらい頑張って自分自身を表したい」という強い思いが芽生えたという。衣装についても、単に「衣装を着ている」という感覚よりも、旅に出て異国の地で自然体な姿を見せることができたと自信をのぞかせた。
2025年はヒロインを務めたNetflixシリーズ『イクサガミ』の配信が開始されるなど、飛躍の1年となった藤﨑は「今まで以上に反響があったり、周りの人たちから『良かったね』と笑顔で言われたりした」と充実感を口にし、多くの人と話し、絆を深めることができた「楽しい1年」だったと振り返った。
写真集にキャッチコピーをつけるなら?と聞かれた藤﨑は「初めてのヨーロッパ、初めての国、食べ物、写真集」と多くの「初めて」が詰まっていることに言及し、「初めては一生に一度しかない、かけがえのない瞬間」であるとし、自身の中にある全ての「初めて」を詰め込んだ一冊だと表現した。
この写真集を芸能界の誰に見せたいかについては「一番仲のいい當真あみちゃん」と即答。さらに「高校生最後に出せたということもあり、楽しかった思い出だったり、初めて景色だったり、いろんな初めてが詰まった一冊です。みなさんにもワクワク感を楽しみつつ見ていただきたいです」とアピールした。
【写真・文/河野康成】
藤﨑ゆみあファースト写真集『FUJISAKI YUMIA』
発売日:2025年12月12日(金)
定価:3,850円(税込)
発行:東京ニュース通信社



























