
萩原利久×古川琴音 W主演『花緑青が明ける日に』の追加キャストに入野自由と岡部たかしが決定した。
日本画家としての活動を軸に、新海誠監督や片渕須直監督など名だたる監督のアニメーション作品に参加し、CMやミュージックビデオなどジャンルを超えて様々な創作活動を行ってきた四宮義俊が、自身のオリジナル脚本で描く、初の長編アニメーション監督作『花緑青が明ける日に』。映画タイトルにある“花緑青”とは燃やすと青くなる緑色の顔料で、かつて花火の材料に使われていたが、美しさと引き換えに毒性を含むことから幻となった。物語の舞台は創業330年の花火工場・帯刀煙火店。再開発による立ち退きの期限が迫る中、幻の花火<シュハリ>とそこで育った若者たちの未来をめぐる2日間の物語を描き出す。声優初挑戦となる若手実力派俳優の萩原利久と古川琴音がW主演を務め、等身大かつ瑞々しい演技で命を吹き込む。さらに時代を代表する傑作を彩り続ける入野自由と、数々の話題作で圧倒的な存在感を放つ岡部たかしが脇を固める。
今回、本作のメインビジュアルが解禁された。帯刀煙火店の次男で、蒸発した父親に代わり幻の花火<シュハリ>を完成させようと実家にこもって独りで花火づくりに情熱を注いでいる敬太郎(CV:萩原利久)、地元を離れて東京の美術系大学で将来の道を模索する幼馴染のカオル(CV:古川琴音)。帯刀煙火店で育ち、花火と深い関わりがあるふたり。町の再開発や進学を機に疎遠になっていたが、“帯刀煙火店の立ち退き期限が明日に迫っている”という報せを携えた敬太郎の兄・千太郎(CV:入野自由)の手によりカオルはなかば強引に地元に戻ってくる。敬太郎とカオル、4年ぶりの再会。残された期限は2日間。運命を変える花火を打ち上げることはできるのか?火の粉が夜を照らし、新しい朝を迎えるとき、敬太郎たちが掴むそれぞれの未来とは?
観客の目に焼き付く“忘れられないラスト10分”の一瞬を切り取ったメインビジュアル。4年ぶりに再会した主人公の敬太郎とカオルが力強く、かつ願うような表情で夜空を見つめる様子をダイナミックに描き出しており、日本画家出身・四宮義俊監督の鮮烈で透明感のある圧倒的な色彩が印象的。「運命を変える花火を上げたい。」というキャッチコピーからは、幻の花火<シュハリ>を完成させるという物語に加え、花火を完成させ打ち上げることが2人の新しい未来に繋がっていることを予感させる。帯刀煙火店の法被にヘルメットを被った敬太郎と髪をなびかせ目を見開いたカオルが見上げる先、一体どんな光景が広がっているのか―。さらに、ビジュアルには登場しないが、重要な登場人物である敬太郎の兄でカオルの幼馴染でもある愛称「チッチ」こと千太郎や、幻の花火の秘密を知る父・榮太郎(CV 岡部たかし)が敬太郎やカオルにどのような影響を与えていくのか―。
併せて、本作『花緑青が明ける日に』の美しい世界に期待が高まる美術ボード5点が解禁された。美術ボードには、本作の舞台で敬太郎・カオル・チッチら幼馴染が生まれ育った地元「二浦市」の風景や帯刀煙火店が描かれている。二浦市では町の再開発が進んでおり、美しい入り江だけでなく帯刀家にもその手は迫っている。豊かな緑とむき出しの工事現場が同居する様子は本作の重要なキーポイントだ。
絵画や映像などジャンルレスにクロスオーバーしてきた日本画家・四宮義俊の長編アニメーション監督デビュー作である本作。そんな重要作で四宮とともに美術監督としてタッグを組んだのは『君の名は。』(新海誠監督)などで活躍する馬島亮子。唯一無二の世界観を緻密なタッチで表現し、そこに生きる人の鼓動が感じられる写実性に独特な色彩が融合した美術が、新世代の青春アニメーションを彩る。
『花緑青が明ける日に』は2025年に全国で公開
原作・脚本・監督:四宮義俊
声の出演:萩原利久、古川琴音、入野自由、岡部たかし
配給:アスミック・エース
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