『映画ラストマン -FIRST LOVE-』ラストマンデー舞台挨拶が12月29日(月)に丸の内ピカデリーで行われ、福山雅治、大泉洋、永瀬廉(King & Prince)、月島琉衣、宮沢りえ、平野俊一監督が登壇した。

本作は、福山雅治演じる全盲のFBI捜査官・皆実広見と、大泉洋演じる孤高の刑事・護道心太朗が凸凹バディを組んで難事件を解決していく、新時代の痛快バディドラマ。主人公・皆実広見は過去のある事故がきっかけで両目の視力を失いながらも、FBIで“事件を必ず終わらせる最後の切り札=ラストマン”と呼ばれ、数々の事件を解決してきた凄腕の特別捜査官。そして交換留学生としてアメリカからやってきた皆実のアテンド役を命じられたのが、犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事・護道心太朗。肩書も性格も全く異なる2人だったが、徐々に力を合わせて事件を解決する“無敵のバディ”に。さらにドラマ後半では皆実と心太朗の過去の因縁が明らかになり、2人が実の兄弟だったという衝撃の事実が判明。その悲しくも感動的なラストに、視聴者からは「こんなに泣かされるとは」「思いがけず爆泣き」など絶賛の声が寄せられた。

イベントでは、MCから永瀬に「最強バディの2人の背中を間近で見て学ばれたことは?」という質問が飛ぶと、横にいた大泉洋が「そうですね…」と永瀬のモノマネで話し始めると、すかさず永瀬が「僕、僕。すごいタイミングよかったですよ、早かった」とツッコミを入れ、さらに続けて「僕はですね」と福山が永瀬のモノマネで話し始め、永瀬は「めっちゃおる俺!こんなおる?舞台上に。(登壇者の)半分近く永瀬じゃないですか」と会場を沸かせた。

気を取り直した永瀬は「ワンシーン、ワンシーンに対して話し合っている姿は印象に残っています。ありがたかったと思うのは、他のキャストの方との距離の詰め方。僕みたいな若手にも気さくに話しかけてくださって緊張をほぐしてくださったり、1つのチームにする力というのは改めてすごいなと思いました。感謝しかないです」と、福山雅治と大泉への尊敬の念を真摯に語った。

映画でシリーズ初参加となった月島は、自身が演じたニナ・イワノワについて「正義感があって責任感もある役ですが、実はすごい支えられている役」と説明。母親役を演じた宮沢は「本当に娘だと思うくらいかわいくて、それが支えになったし、(福山と大泉の)お二人が私たちと引き込んでくれて。すぐに一緒のチームには入れた感じがしてよかった」と振り返った。そんな宮沢に、月島は「本当にお母さんだと思う時がたくさんあって、りえさんが撮影にいない時は寂しかったくらい」と振り返った。

一方で、宮沢は“天才エンジニア”という役柄について宮沢は「私はとってもアナログ人間なので。このナギサをやるというリアリティを出すのはドキドキしました」と吐露。また、月島にアクションシーンを絶賛された福山は「最初はアクションはスタントの方にやっていただこうと思ったんですけど、やっぱり若い月島さんがいるから。こういうところは本人がやらないんだなって思われると、月島さんの未来を考えるとね。頑張りました」と明かし、笑いを誘った。

【写真・文/河野康成】

『映画ラストマン -FIRST LOVE-』は全国で公開中
監督:平野俊一
出演:福山雅治、大泉洋、永瀬廉、今田美桜、ロウン、月島琉衣、寛一郎、谷田歩、黒田大輔、松尾諭、今井朋彦、奥智哉、木村多江、吉田羊、上川隆也、宮沢りえ
配給:松竹
©2025映画「ラストマン」製作委員会