柚木麻子のデビュー作を映画化した『終点のあの子』の写真展が開催される。

原作の「終点のあの子」は、2008年に第88回オール讀物新人賞を受賞した短編「フォーゲットミー、ノットブルー」を第一話においた全四編からなる連作集で、世田谷区小田急線沿線にある私立女子高校に進学したばかりの少女たちが登場する。映画は、中学校から上がってきた内部生の希代子と外部生の朱里を主人公に添えた第一話に注力した物語。入学式の日。中学からの内部進学者の希代子は、高校から入学した奥沢朱里に声をかけられた。海外暮らしが長い彼女の父は有名なカメラマンだった。希代子は風変わりな朱里が気になって仕方がないが、一緒にお昼を食べる仲になった矢先、ある変化が訪れる―。主人公・希代子と朱里を演じるのは當真あみと中島セナ。監督を務めたのは、『好きでもないくせに』(16)や『愛の病』(18)などで知られ、2021年には、ロッテルダム国際映画際に招待され話題を呼んだ『Sexual Drive』など、これまで女性を主体的に描いてきた吉田浩太。

今回、映画『終点のあの子』の公開に合わせて、写真家・濱田英明氏&大林直行氏による写真展が1月16日より開催される。撮影時にスチールを担当した両氏だが、別日にスチールデイを設け、濱田英明氏が映画の舞台の一つである下北沢で撮影を行い、その写真が多く展示される。

写真の観点から映画を深掘りすることで、映画を見終わった人が新たな視点を生み出すこと、映画を見る前の方でも想像を膨らませるような展示となっている。映画では描かれていないシーン・シュチュエーションを写真に残しており、場面写真ではない稀有な試みとなる。メイン展示は、原作の中でも主要登場人物である希代子(當真あみ)・朱里(中島セナ)・森(平澤宏々路)・恭子(南琴奈)の4人。

開催期間:2026年1月16日(金)~2月1日(日)
会場:see you gallery(東京都渋谷区広尾 1-15-7 2F)
観覧(入場)料:無料
販売:作品販売・映画グッズ販売あり

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『終点のあの子』は2026年1月24日(金)より全国で公開
監督・脚本:吉田浩太
出演:當真あみ、中島セナ
 平澤宏々路、南琴奈
 新原泰佑、小西桜子、野村麻純、今森茉耶、陣野小和/深川麻衣、石田ひかり
配給:グラスゴー15
©2026「終点のあの子」製作委員会