『架空の犬と嘘をつく猫』の初日舞台挨拶が1月9日(金)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、高杉真宙、伊藤万理華、深川麻衣、安藤裕子、向里祐香、安田顕、森ガキ侑大監督が登壇した。

原作は、『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞にノミネートされた寺地はるなの同名小説。脚本は『浅田家!』で日本アカデミー賞脚本賞を受賞した菅野友恵。弟の死により現実を見なくなった母親を筆頭に、家族誰もが”不都合な真実“から目をそらし、それでもなお一緒に暮らしている、機能不全の羽猫家の約30年間を描いた物語。不完全で、やっかいで、でもどこか愛おしい―。そんな家族の“嘘”と“絆”を、丁寧に映し出していく。主人公・羽猫山吹を演じるのは高杉真宙。山吹の幼馴染で恋人となる佐藤頼を伊藤万理華、山吹の初恋の相手・遠山かな子を深川麻衣が演じ、正反対の女性像を体現する。また母・雪乃を安藤裕子、姉・紅を向里祐香、父・淳吾を安田顕、そして祖母役に余貴美子、祖父役には柄本明ら幅広い世代の実力派俳優たちが集結した。

この日が仕事始めというキャストもいる中で行われた今回の舞台挨拶。「実家である福岡に帰って、家族とゆっくり過ごしていました」と語る高杉は、テレビ番組などを見ながらゆっくりとした時間を満喫した様子。また、普段は流行の音楽に疎いという高杉だが、今回は弟が運転する車で移動する機会があり、そこで流れていた最新のヒット曲に触れたエピソードを披露。「弟たちから運転で流れている曲とかもそうですけど、そういうのに触れたりとかして楽しかったな~」と、家族とのドライブを通してリフレッシュした正月を振り返った。

続いて伊藤は「毎年親戚のお家に行って、いとこのお姉ちゃんとお父さんとお母さんが手作りのおせちを作ってくれるんです」と明かし、毎年必ず行けるわけではないそうだが、今年はしっかりと挨拶に行けたという。そこでは、おせち料理に加えて「佃煮」が出されるのが恒例だそうで「そのメニューが本当に、あれを食べると『年が明けたんだ』っていう。それをやってました。ゆっくり食べてました」と、手料理の味で新年を実感したことを嬉しそうに報告した。

一方で「実家で過ごしたんですけど、家族でお餅を食べて、近所の公園で友達と江戸走りを練習して…」と深川が口にすると、MCや共演者からは「江戸走り?」と疑問の声が上がった。そんな深川が「江戸の走り方で…」と口頭で説明しようとするが、安田から「その話をして『やらない』っていうのはない」とツッコミが入ると会場は笑いに包まれ、ステージ上で実演してみせた深川には「かわいいねー!」という声が上がっていた。また、深川は「地元の静岡にあるさわやかのげんこつハンバーグを何年かぶりに食べる幸せなお正月でした」と笑顔を見せた。

【写真・文/河野康成】

『架空の犬と嘘をつく猫』は全国で公開中
監督:森ガキ侑大
出演:高杉真宙
 伊藤万理華、深川麻衣、安藤裕子、向里祐香、ヒコロヒー
 鈴木砂羽、松岡依郁美、森田想、高尾悠希、後藤剛範、長友郁真、はなわ/安田顕、余貴美子、柄本明
配給:ポニーキャニオン
©2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会