撮影/河野康成
『映画ラストマン -FIRST LOVE-』大ヒット御礼!<ファースト・ラブ>舞台挨拶が1月12日(月・祝)に新宿ピカデリーで行われ、當真あみ、濱田龍臣が登壇した。

本作は、福山雅治演じる全盲のFBI捜査官・皆実広見と、大泉洋演じる孤高の刑事・護道心太朗が凸凹バディを組んで難事件を解決していく、新時代の痛快バディドラマ。主人公・皆実広見は過去のある事故がきっかけで両目の視力を失いながらも、FBIで“事件を必ず終わらせる最後の切り札=ラストマン”と呼ばれ、数々の事件を解決してきた凄腕の特別捜査官。そして交換留学生としてアメリカからやってきた皆実のアテンド役を命じられたのが、犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事・護道心太朗。肩書も性格も全く異なる2人だったが、徐々に力を合わせて事件を解決する“無敵のバディ”に。さらにドラマ後半では皆実と心太朗の過去の因縁が明らかになり、2人が実の兄弟だったという衝撃の事実が判明。その悲しくも感動的なラストに、視聴者からは「こんなに泣かされるとは」「思いがけず爆泣き」など絶賛の声が寄せられた。

12月24日の公開から約3週間が経つ本作。SNSでの「エゴサーチ」について聞かれると「僕、めっちゃ見てます」と即答する濱田は「16年ぶりに福山さんの過去時代を演じさせていただけたという作品でもあるので、すごく手応えを感じることが多かった。それが実際、映画館でご覧になっていただいた方々に伝わっていたんだなと思ってすごく嬉しかった」と喜びを噛み締めた。

16年ぶりの福山と同一人物の過去役というオファーを受けた際の心境について、濱田は「『マジ?』となりました。10年以上経ってから同じ人の若かりし頃と現在をやらせていただく機会がいただけるなんて、夢にも思っていなかった」と当時の驚きを表現。役作りに関して、濱田は「皆実さんの要素としてピックアップしたのが、笑い方だけなんです。僕の中でトレースというか、皆実さん特有の、口角が先に上がってからちょっと口が開いて笑う」と特徴を挙げ、「この感じが皆実さんだなと思って。初恋の時で楽しい幸せなシーンが多かったので、笑顔っていうのは特に出てくるだろうなと思ってそこをピックアップしました」と、細部へのこだわりを明かした。

一方の當真も、オファーを受けた際は「ドラマも見ていて、まさかこんな形でこの作品に参加させていただけるとは思ってもいなかった」と感激したという。また、自身の役柄について「現代パートのドラマキャストの皆さんの芝居を直接見たかったなというのは、ちょっとファン心としてあります」とはにかみながら語った。劇中で披露している英語のセリフについて話題が及ぶと、「英語がそこまで得意ではなくて」と告白する當真は「父が英語が上手なので、セリフを送って『一回読んでいる音声が欲しい』とお願いして、それを聞きながら練習していました」と、父親の協力があったことを明かした。その父親もすでに映画を鑑賞したそうだが、感想を聞かれると「『面白かったな』みたいなことを言ってくれました。でも私のシーンをそこまで詳しく言ってくれなくても、アクションシーンとかがすごく良かったみたいで」と笑いを誘った。

イベントでは、皆実広見を演じた福山雅治と、護道心太朗を演じた大泉洋からのサプライズビデオメッセージがスクリーンに投影された。映像の中で大泉は「當真あみさんは、私の娘役をやってくれたこともある」と親近感を込めつつ、「(現場で)一生懸命な子でした。しっかり監督と向き合って、難しいシーンにも真っ正面から向き合う素晴らしい子でしたよ」と當真の姿勢を絶賛。福山も「頑張る、逃げない向き合い方と心に感動しました」と共感いていた。さらに福山は濱田に対し、「大河ドラマ『龍馬伝』の時だから15年。今回は非常に研究されたと聞きました。二人の淡い恋を見事に表現されていたと思います」と、その演技力と努力を称えた。

そして映像の締めくくりでは、大泉が挨拶をし、福山が「これからの日本、そして世界のいろんな素晴らしい作品にこれから出会っていくと思います」と當真と濱田へのエールを送っている最中に、2人の背後の壁紙が剥がれるハプニングが。すかさず大泉が壁紙を抑え、「福山さんどうぞ!」と何事もなかったかのように振る舞おうとする2人の姿に、会場は笑いに包まれた。

このサプライズ映像を受け、當真は大泉の話を受けて「すごく今、感動して『うわっ』て思ってたんですけど、最後のあれ(壁紙剥がれ)のせいで涙が出てきました」と笑った。「うれしいの一言に尽きます」という濱田は「今まで自分が演じてきた中で、一番役に向き合えた作品に出会えたと思います」と笑顔を見せた。

イベントが行われた1月12日が成人の日あることにちなんで、昨年18歳で成人となった當真から新成人に向けたメッセージが送られた。「今日この会場に来るまでに、素敵な振袖に身を包んだ方々とすれ違って。その皆さんの表情が本当に素敵で、二十歳になるということが私の中で一つ節目だと思っているので、すごくそれが楽しみになりました」と話す當真。自身は18歳で成人を迎えているが、「二十歳までの期間を、完全に大人になれたっていう気持ちじゃなくて、かっこいい大人になるための準備期間みたいな感覚で捉えている」と独自の考えを披露。「二十歳になるまであと1年ですけど、その間にどんどん色々準備して、自分が少しでも想像するような大人に近づけたらなと思います」と抱負を述べた上で、新成人たちへ「18歳で成人って言われても、大人になった感覚とか全くなく、それまでの自分と変わった感覚も全くなくて、今も正直何もわかってはないんですけど。でも皆さんも“大人にならなきゃ”って急がずに、ゆっくり楽しんで一緒に大人になっていけるように楽しめたらなと思います」とメッセージを送った。

【写真・文/河野康成】

『映画ラストマン -FIRST LOVE-』は全国で公開中
監督:平野俊一
出演:福山雅治、大泉洋、永瀬廉、今田美桜、ロウン、月島琉衣、寛一郎、谷田歩、黒田大輔、松尾諭、今井朋彦、奥智哉、木村多江、吉田羊、上川隆也、宮沢りえ
配給:松竹
©2025映画「ラストマン」製作委員会