南沙良×出口夏希 W主演『万事快調〈オール・グリーンズ〉』の本編映像が解禁された。

第28回松本清張賞を満場一致で受賞した波木銅による同名小説を映画化。未来が見えない町に暮らす秀美と美流紅たち。自分たちの夢をかなえるために、この町とおさらばするには、一攫千金を狙うしかない。彼女たちは、同好会「オール・グリーンズ」を結成し、禁断の課外活動を始める―。ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美役を南沙良、もう一人の主人公で陸上部のエースで社交的、スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅役を出口夏希が演じる。

ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美(南沙良)。同じクラスの矢口美流紅(出口夏希)は、陸上部のエースで社交的、かつスクールカースト上位に属し、朴とは対照的な学校生活を送っている。ある日、朴がいつものように駅前でラップ仲間たちとサイファーしていると、そこに美流紅が通りかかる。スクールカースト上位の美流紅にラップしている姿を見られた恥ずかしさから、朴は思わずその場から逃げ出してしまう。今回解禁された本編映像は、朴が抱える憤りをラップに乗せ、美流紅に浴びせる圧巻のシーンで、今まで相容れない関係だった二人が、初めて心を通わす瞬間を切り取っている。朴のフリースタイルラップに圧倒された様子の美流紅が、「すっげぇじゃん!」と朴に抱きつく場面も。やがて特別な友情で結ばれた二人は、同級生の岩隈真子(吉田美月喜)らを巻き込み、禁断の課外活動へと踏み出す――。

劇中のラップ指導を担当したのは、ヒップホップトリオDos Monosで活動する荘子itだ。原作にはない朴以外のサイファーのラップを構成したほか、南やジャッキー役の黒崎煌代へのラップ指導を行っている。南はこれまでラップをした経験はなかったが、もとよりラップ好きであった。それが功を奏してか、ラップは早い段階でできるようになっていたという。荘子itは、「最初の打ち合わせで、緊張をほぐす意味でもまず僕が参考にラップを披露して、それを真似してもらうところから指導を始めました。この映画においては、ラップの上手い下手より、やりたくてやってるように見えるかが超大事だと思うので、自然にサマになってくることを重視しました。南さんはラップシーンで非常に緊張もあったと思いますが、キャラクターとしての演技を意識しながら見事にやり遂げていて凄いと思いました」と撮影を振り返り、南のラップを絶賛。

朴がラップをするシーンは、劇中後半にも訪れ、それは原作や脚本にもなく、撮影を進める中で児山監督が「朴にラッパーらしく自分のことを語ってもらいたい」と考えてやることを決めたシーンだった。そうして児山監督が劇中でも言及されるヒップホップグループ、THA BLUE HERBなどをイメージしながらリリックを書き、荘子itと推敲。そのリリックと荘子itが自身でラップした音源を南に送ったのは、シーン撮影の3日前だった。こうして完成した渾身のラップシーンは、朴の感情が溢れる最大の見せ場になっている。

本編映像

『万事快調〈オール・グリーンズ〉』は2026年1月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開
監督・脚本・編集:児山隆
出演:南沙良、出口夏希/吉田美月喜、羽村仁成、黒崎煌代/テイ龍進、松岡依都美、安藤裕子/金子大地
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2026「万事快調」製作委員会