
『クスノキの番人』の公開記念舞台挨拶が2月4日(水)に新宿バルト9で行われ、高橋文哉(直井玲斗役)、齋藤飛鳥(佐治優美役)、伊藤智彦監督が登壇した。
東野圭吾原作作品、初のアニメーション映画となる本作。理不尽な解雇により職を失った青年・直井玲斗は、追い詰められた末の過ちで逮捕される。運に身を委ね、将来を思い描くことも、人生の選択を自ら決める意志もなかった。そんな彼に運命を変える出会いが訪れる。依頼人の指示に従うなら、釈放する――突如現れそう告げる弁護士の条件を呑んだ玲斗の前に現れたのは柳澤千舟。大企業・柳澤グループの発展に大きく貢献してきた人物であり、亡き母の腹違いの姉だという。「あなたに、命じたいことがあります」それは、月郷神社に佇む<クスノキの番人>になることだった。戸惑いながらも番人となった玲斗は、さまざまな事情で境内を訪れる人々と出会う。クスノキに定期的に足を運び続ける男・佐治寿明。その娘で父の行動を不審に思う女子大生・佐治優美。家業の継承に葛藤する青年・大場壮貴、彼らや千舟と関わるうちに、玲斗の世界は、少しずつ色を帯びていく。――だが、玲斗はまだ知らなかった。クスノキが持つ<本当の力>を。やがてその謎は、玲斗の人生をも巻き込みながら、彼を思いもよらぬ真実へと導いていく。
イベント冒頭、高橋は公開から数日が経過した現在の心境について「SNSの口コミを日々観る」という高橋は「アニメーションということで僕自身新しい挑戦だったのでそこを評価してくださる方が多かった」と手ごたえを感じている様子で「日が経つにつれて、感想が濃くなっていっていて。時間が経つことによって作品はこういうふうに成長していくんだな」と語った。一方、齋藤は「母が公開してすぐに兄と観に行ってくれて。その3日後に観に行っていました。多分また観に行っていると思います(笑)」と照れ笑いを浮かべつつ「何回観ても感動するし、すごく好きな話だと言っていました」と家族の反響を喜んでいた。
そんな中で「知り合いのアニメ関係者とかそれ以外の人にも聞くんですけど、お二人の声がよかったと結構もらった」と明かす伊藤監督は「これからもアニメの仕事はしないの?」と問いかけ、高橋と齋藤が「やります」と答えると、伊藤監督は「オファーしたらやってくれますか?その時はぜひ僕を優先的に(笑)」と笑いを誘った。
その声の収録について、高橋は先に一人でのアフレコで「玲斗とのキャラクターを掴んで」と振り返り、初めて齋藤と一緒にアフレコをする際には「緊張がすごくて。初めて人とマイクを介して玲斗として会話することが、画の中にいる玲斗のドキドキマギマギな感じと近くて。その中で生まれてくるものは間違いなくあったと感じながらやっていました」と明かした。一方で、齋藤は「私は逆に、(高橋が)先に入っていらっしゃったので、余裕を感じて。そういう感じねと思って(笑)」とコメント。さらに「(自身が)年上なので、私も余裕あるよというフリをしてやっていました」と笑いを誘った。
また、そんな2人の関係性について「本編でも(齋藤演じる)優美のほうが強かったりするから、これはこれでいいなと」と話す伊藤監督は「齋藤さんとの掛け合いが終わって、宮世(琉弥)くんが来ると若干リラックスするんです」と明かした。その時に心境について高橋は「齋藤さんとやるときは任せようと。優美が出たら優美のターンじゃないですか。玲斗が振り回されながらやっていく」と明かす一方で「逆に琉弥が来たときは、俺ちゃんとしなきゃ」切り替えていたという。さらに高橋は「任せろ俺にみたいなつもりでいました」と振り返った。
【写真・文/河野康成】
『クスノキの番人』は2026年1月30日(金)より公開
監督:伊藤智彦
キャスト:高橋文哉/天海祐希
齋藤飛鳥、宮世琉弥/大沢たかお
配給:アニプレックス
©東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会





















