原作・湊かなえ×監督・瀬々敬久『未来』の本予告映像、本ポスタービジュアルが解禁された。

自身初の映画化作品『告白』が大ヒットを記録した作家・湊かなえ。デビュー10周年に発表し、彼女の集大成と評された渾身の傑作ミステリー『未来』を、『ラーゲリより愛を込めて』『護られなかった者たちへ』の瀬々敬久が映画化。主演の黒島結菜を筆頭に、新星・山﨑七海のほか、坂東龍汰、細田佳央太、近藤華、さらに松坂桃李、北川景子ら実力派俳優が集結し、人間という存在の明と暗を鋭く表現する。声にならない痛みを抱えて生きる人々の“見えない声”に寄り添い、社会の陰に潜む痛みとかすかな光を鮮やかに描き出す。

映画化発表時から注目を集め続けている映画『未来』。このたび、待望の本予告映像と本ポスタービジュアルがついに解禁された。主演の黒島結菜を筆頭に、圧倒的な存在感を放つ新鋭・山﨑七海、さらには坂東龍汰、細田佳央太、近藤華ら次世代の実力派たち。そして、彼らを支える松坂桃李、北川景子という日本映画界屈指の豪華布陣が集結。湊かなえ史上「最も過酷」な世界観のもと、それぞれが魂をぶつけ合うアンサンブルは、圧巻の一言。描かれるのは、単なるミステリーを超えた、“大切な人を必死に守ろうとする者たちの愛”に溢れた、救いの物語だ。

今回解禁された本予告映像は、主人公・真唯子(黒島結菜)の教え子である章子(山﨑七海)が放つ、「この世界は、狂ってます―」という衝撃的な一言で幕を開ける。映像では父(松坂桃李)の死、世の中に対して心を閉ざした母(北川景子)との生活、そして母の新しい恋人からの理不尽な暴力にさらされる章子の姿が、痛々しくもリアルに描かれる。さらに映像には、「未来のわたし」から届いた手紙に記された「光ある未来が待っています」という言葉を支えに生きようとする章子を、あざ笑うかのように追い詰めていく現実が映し出される。

やがて、父が隠していたある“秘密”の存在が示唆され、さらなる悲劇に直面した章子が、ついに禁断の計画へと踏み出していく様子が描かれる。教え子を救おうと駆けつける真唯子に対し、「なんで今なのよ!」と怒りをぶつける章子の叫びも、切実な感情とともに響き渡る。そして、章子を「あなたを守りたかった」と強く抱きしめる母の姿、真唯子が章子を抱き寄せる姿が重なり合い、痛いほどの“愛”が観る者の胸に迫ってくる果たして、誰が章子を守るのか――。痛みと願いが交錯するその先で、章子が見つけ出す“答え”を、強い余韻とともに観る者に問いかける。

さらに、物語の核心「未来のわたし」の声の主も明らかに。姿を見せず、声のみでこの重要な役割を担うのは、透明感のある声と繊細な表現力で作品世界に静かな光を差し込む西野七瀬。『少年と犬』に続いて瀬々監督作品への参加となった西野は、悲しみの底にいる章子を励まし、絶望の淵に立つ彼女の心を支える存在として、「未来のわたし」を演じている。予告ラストの「この手紙が、あなたの人生のささやかなエールとなりますように」という祈りにも似た言葉は、澄んだ響きとともに、物語に差し込む微かな“救い”を予感させる。

姿を見せないながらも、確かな存在感を放つ「未来のわたし」を演じた西野は「"20年前のわたし"に語りかける」という役柄は、監督と色々な表現を試しながら作り上げることができました」と振り返り、「どうしようもできない環境にいながらも、それぞれが勇気を出して現状を変えようと動く姿に心を打たれました」と、作品への想いを語った。

本予告映像
西野七瀬(大人の章子の声)コメント

以前映画でご一緒させていただいた瀬々監督からお声がけいただき、参加できたことが嬉しかったです。
「"20年前のわたし"に語りかける」という役柄は、監督と色々な表現を試しながら作り上げることができました。
どうしようもできない環境にいながらも、それぞれが勇気を出して現状を変えようと動く姿に心を打たれました。
そんな物語の中で、この手紙の存在が"ささやかな希望"になっていたら嬉しいなと思います。

『未来』は2026年5月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督:瀬々敬久
出演:黒島結菜
 山﨑七海、坂東龍汰、細田佳央太、近藤華
 松坂桃李、北川景子
配給:東京テアトル
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