
米澤穂信の傑作ミステリーを映画化した『黒牢城』の第3弾キャストが発表された。
第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をW受賞、「このミステリーがすごい!」第1位ほか史上初4大ミステリー大賞(「週刊文春ミステリーベスト10」「ミステリが読みたい!」「2022本格ミステリ・ベスト10」)を制覇した米澤穂信の傑作ミステリーを映画化した本作。主演に本木雅弘を迎え、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョーら映画界を代表する豪華キャストが集結。メガホンをとるのは黒沢清監督。本作が自身初の時代劇となる。
今回、本作の第3弾キャストとして近藤芳正、矢柴俊博、木原勝利、河内大和、吉岡睦雄、上川周作、前田旺志郎、坂東新悟の出演が発表された。演劇界、映画界、歌舞伎界など各界を賑わす、総勢8名の強力な面々が出揃った。
彼らが演じるのは、殺人を皮切りに不可解な事件が相次ぐ「密室」と化した“黒牢城”において、城主・荒木村重(本木雅弘)と、城に幽閉された危険な天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)の運命を左右する重要人物たち。村重に仕える古参の家臣・中西新八郎(なかにし・しんぱちろう)役に、三谷幸喜作品に多数出演し、映画・ドラマ・舞台と様々なジャンルで活躍する個性派俳優・近藤芳正。同じく古参の家臣・池田和泉(いけだ・いずみ)役に、演劇界出身の名バイプレイヤーとして大河ドラマにも数多く出演する矢柴俊博。城の警護を担う野村丹後(のむら・たんご)役に、NHK連続テレビ小説「あんぱん」での好演も話題となった、木原勝利。圧倒的な演技力で魅了する、演劇界の実力派俳優たちが、逃げ場のない“黒牢城”内で疑心暗鬼に陥る家臣たちの焦燥を体現する。
また、村重に仕える家臣で、人一倍強い責任感を持つ伊丹一郎左衛門(いたみ・いちろうざえもん)役に、ドラマ「VIVANT」(TBS系)で注目を集め、昨年、映画『8番出口』の“歩く男”役が一躍話題をさらった、河内大和。村重の側近として、強い忠義心を持つ武将・森可兵衛(もり・かへえ)役に、『Chime』、『散歩する侵略者』、『Cloud クラウド』など、監督が全幅の信頼を置く「黒沢組」の常連俳優・吉岡睦雄。城内で起きた不可解な事件を間近で目撃する寺男(てらおとこ)役に、NHK連続テレビ小説「虎に翼」や、現在放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」でも注目を浴びている上川周作。
主君・官兵衛を救うべくひたむきに城外で暗躍する栗山善助(くりやま・ぜんすけ)役に、Netflix映画『10DANCE』、ゆりやんレトリィバァ初監督作『禍禍女』など、話題作への出演が続く前田旺志郎。さらに歌舞伎界からは、古典から新作歌舞伎まで幅広く活躍し気鋭の女方として注目される坂東新悟が参戦。“黒牢城”を包囲し村重を追い詰める織田信長(おだ・のぶなが)役として、一瞬の油断も許されない心理戦にさらなる緊迫感を吹き込む。
近藤芳正(中西新八郎役)コメント
優しさと怖さ、品の良さ。諦めない強さと迷い。負けない心と他者を認め許す懐の深さ、そして決して偉ぶらない姿勢。監督から感じたそのすべてが、この映画に息づいています。まさに監督そのものが映し出された、人間ドラマです。
矢柴俊博(池田和泉役)コメント
ふたたび黒沢組に参加出来ると知り大変光栄に思いました(光栄という言葉がふさわしいと感じます)。
古典的名作に共通するクラシカルさがあり、エンターテイメントとしてのスリリングさもある。
そして黒沢作品ならではの『歪み』もある。
今までにない質感の時代劇になるのではないかと胸が躍りました。
この作品の圧倒的な余韻をきっとお楽しみいただけると思います。
木原勝利(野村丹後役)コメント
私に演出する黒沢監督は、あえて明確な言葉は使いませんでした。答えに導くのではなく私から出たものを活かしてくださっているのだと気づいた時、これが憧れの黒沢組か!と胸躍りました。
その黒沢監督初の時代劇にしてミステリー。楽しみなところしかありません。
どうぞ劇場でお楽しみください。
河内大和(伊丹一郎左衛門役)コメント
黒沢清監督作品には初参加、しかも時代劇!出演のお話をいただいたとき、あまりの嬉しさに時間が止まりました。僕の演じる一郎佐は、本木さん演じる殿の側に常に仕える役。その時間そのものが役作りとなる、俳優としてこの上ない贅沢な経験でした。現場には澄んだ黒い靄のような空気が漂い、不思議な美しさに包まれていました。その気配が、スクリーンを通して皆さまに届くことを願っています。ぜひ劇場で体感してください!
吉岡睦雄(森可兵衛役)コメント
風通しが良く穏やかでありながら、ピアノ線が張り詰められたかのような心地よい緊張感のある現場。
黒沢清監督の作品に再び参加できる喜び。
脚本を読んだだけでは想像もしなかったアイデアが黒沢さんの口から発せられ、阿吽の呼吸のように永田さんが美しい照明を作り出し、佐々木さんのキャメラがそれらを的確に捉えていく。
痺れました。映画『黒牢城』どうぞお楽しみください。
上川周作(寺男役)コメント
荒木村重という人物の動乱の中で激しく揺れ動く心の機微に、脚本の段階から強く引きこまれました。僕が演じた寺男もまた、村重と真正面から対峙し、言葉を交わす役どころです。一歩間違えれば命を落としかねない極限状態。どうすれば自分の言葉を信じてもらえるのか、撮影現場では僕自身も息が詰まるような緊張感の中にいました。そのヒリヒリとした空気感をぜひ劇場で体感していただけたら嬉しいです。
前田旺志郎(栗山善助役)コメント
素晴らしいスタッフと、素晴らしい俳優部が揃ったこの作品に参加できる事、本当に幸せに思います。現場はとても雰囲気が良く、和やかでありながらどこか緊張感があって、僕自身すごくいい精神状態で撮影に臨む事が出来ました。1シーンではありますが、作品にとって大切な1ピースになれたのではと願っております。
坂東新悟(織田信長役)コメント
私は普段、歌舞伎の女方をしておりますので織田信長役に決まった時はとても驚いたと共に不安な気持ちがありました。
しかし黒沢監督とのお話の中で「性別は関係ないので大丈夫」とのお言葉をいただき、自分でもふっきれて楽しく撮影に臨むことができました。
作品の面白さや世界観に少しでも貢献できていれば幸いです。
『黒牢城』は2026年に公開
監督・脚本:黒沢清
出演:本木雅弘
菅田将暉、吉高由里子
青木崇高、宮舘涼太、柄本佑
ユースケ・サンタマリア、吉原光夫、坂東龍汰、荒川良々、渋川清彦、渡辺いっけい
オダギリジョー
配給:松竹
©米澤穂信/KADOKAWA ©2026映画「黒牢城」製作委員会









