『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のワールドプレミアが3月10日[日本時間]にイギリス・ロンドンで行われ、ライアン・ゴズリング、ザンドラ・ヒュラー、フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督らが登壇した。

作家アンディ・ウィアーによる号泣必至の大ベストセラー小説を実写映画化した本作。滅亡の危機に瀕した地球の運命を託された中学の科学教師が、宇宙の果てで同じ目的を持つ未知なる生命体と出会い、共に命をかけて故郷を救うミッションを描いた感動のSF超大作。未知の原因によって太陽エネルギーが奪われる異常事態が発生。このままでは地球の気温は低下し、全生命は滅亡する。この絶望的な危機を救う鍵が、11.9光年先の宇宙にあると突き止めた人類は、一縷の望みをかけて宇宙船を建造。中学校の科学教師グレースを送り込む。彼は知識を武器に、“イチかバチか”のミッション<プロジェクト・ヘイル・メアリー>に立ち向かうことになる。宇宙の果て、極限の孤独のなかで、グレースが出会ったのは、同じく母星を救うためにひとり奮闘する異星人ロッキーだった。姿形、言葉も違う2人が、科学を共通言語に挑む、宇宙最大の難題。やがて育まれる種族を超えた友情の先で、2人がたどり着いた答えとは―。

全世界での公開を目前に控え世界中から熱い注目が注がれる中、ロンドンで行われたワールドプレミアには、主演であり本作の映画化を自ら推し進めたプロデューサーでもある主人公グレースを演じるライアン・ゴズリング、グレースを宇宙へと送りこんだプロジェクトの責任者ストラットを演じるザンドラ・ヒュラー、そして本作の監督であるフィル・ロードとクリストファー・ミラーら超豪華キャスト&制作陣が集結。公開を待ち望む大勢のファンらの大歓声に包まれる中、熱いドラマと感動の物語が繰り広げられる本作が初めて披露され、早くも世界中から絶賛のリアクションが寄せられている。

地球の滅亡を阻止するために片道切符を握らされたグレースと、宇宙の果てで出会う同じく故郷を救おうとする異星人ロッキーの二人が命がけのミッションに挑む本作。会場となったロンドン中心部の劇場には、本作の舞台でもある壮大な宇宙空間をイメージしたブラックカーペットが敷かれ、本作の世界観を体感できる特別仕様となっている。カーペットには、本作で主人公ライランド・グレースを演じ、さらにプロデューサーとして映画化を主導したライアン・ゴズリングが登場。人類存亡を懸けたプロジェクトの責任者エヴァ・ストラットを演じ、アカデミー賞など数々の映画賞でノミネートされている大注目の演技派女優ザンドラ・ヒュラーもグリーン一色のドレスで登壇。そしてオスカー受賞作を手掛け、本作の監督を務めたフィル・ロードとクリストファー・ミラーの二人が姿を見せ、豪華キャストと制作陣の集結に会場では大きな歓声が沸き起こった。

これまで『ラ・ラ・ランド』『バービー』など数々の話題作で存在感を放ってきたライアン・ゴズリングは、ファンの前に姿を現し、「“最高のSF作品”とも言えるこの作品を創るのに少し緊張もありましたが、この作品のすべてに対して敬意をもって描いていますし、この映画を見た皆さんの反応を見ると、楽しんでもらえているようでとても嬉しいです。皆さんがロッキーに出会うのをとても楽しみにしています」と、ついに公開を迎える喜びを明かした。さらに主人公グレースとロッキーの二人について「ロッキーは皆さんが見る中で一番かっこいい異星人の友達です。この二人は言語も感覚も全てが違って本来は一緒にいることすら難しいはずなんです。それでも苦労して築き上げた友情に力強い感動が湧き上がると思います」と種族を超えた二人の絆の魅力を熱弁し、本作への期待感を示した。

そんなグレースを宇宙へと送ったプロジェクトの責任者ストラット役を演じたザンドラ・ヒュラーも「リーダーシップの資質や責任感、ユーモア、知性など私が自分の人生においてこうあってほしいと願うリーダー像について考えました。どんな状況下でも目標を見失わない強さは私自身も意識していることなので、とても共感できました」と自身の演じたキャラクターについてコメント。さらに「一番重要だったのは、だれと出会い、その相手とどう関わるかです。そのためライアンの演技や、彼の尽きることのない想像力にどう応えるかが重要でした。とても素晴らしい経験をすることができ、正直言ってこれが本当に実現したなんていまだに信じられないくらいです」と撮影の日々を振り返った。

そして本作の監督を務めたフィル・ロードは「主演のライアンをはじめ、ロッキー役の人形操演者や撮影監督など、撮影を進めた人たちと共に刺激的な毎日を過ごしました。立てていた計画を超えていって、大きくレベルアップを続けた映画になっています」とクオリティ高く仕上がった本作に自信を示し、クリストファー・ミラーも「これほどまでにリアルで美しい演技を見せる俳優は他にはいません。ライアンをパートナーに迎えられて本当に幸運でした。この作品を撮ることはとても大きな挑戦でしたが、素晴らしい撮影チーム、俳優陣、アニメーションチームのおかげで、コメディとドラマ、そして感情をすべて融合させた作品になっています」と本作を楽しみにするファンへメッセージを寄せた。

併せて、グレースの唯一無二の相棒ロッキーを作り上げた裏側に迫る特別映像が解禁された。映像では、主人公グレースの唯一無二の相棒であるロッキーがどのようにしてライアンの共演者としてCGなどを使わずに目の前で演技をしていたのか、その撮影の裏側が映し出されている。本作においてロッキーは“もう一人の主人公”ともいえる重要な存在であり、グレースと共に命を懸けて故郷を救おうと奮闘する様が繰り広げられている。

監督のフィル・ロードは「キャラクター間の物語を何より大切にした」と語り、グレースとロッキー二人を原作に沿った形で撮影することを重視していたことを明かした。そんなロッキーは「スター・ウォーズ」シリーズでBB-8などのドロイドを制作し、アカデミー賞視覚効果賞を受賞した経歴のあるニール・スキャランのチームが作り上げ、ブロードウェイの舞台でも活躍するパペティア(人形操演者)のジェームズ・オルティス率いるチームが命を吹き込んでいる。映像内では実際にジェームズがロッキーを演じている様子が映されており、5人のパペティアが器用にそれぞれ操作棒を用いながらロッキーを操り、同時にジェームズが声も演じることで、あたかもそこで生きているかのようにロッキーを演じきっている。

CGではなく実際に存在するものとしてロッキーと共演を果たしたライアンは「僕だけが映るシーンでも横にはずっとジェームズがいた。僕にとってジェームズの声はグレースにとってのロッキーだ」とロッキーの存在が物語と同じように自分を支える相棒となっていたことを明かし、実際に出来上がったキュートでグレースとの絆を感じさせるロッキーを見た原作者のアンディ・ウィアーも「ロッキーの姿は最初から完璧だった」と喜びをあらわにした。原作内では文字だけで表現されていたロッキーが、どのようにライアンの相棒として作り上げられたのか。ロッキーの声、動き、そしてグレースとのやり取りの一つ一つに込められた工夫と思いにも注目して本作を楽しんでいただきたい。

特別映像

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は2026年3月20日(金)より全国で公開
監督:フィル・ロード&クリストファー・ミラー
出演:ライアン・ゴズリング、サンドラ・ヒュラー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント