渡辺一貴監督×高橋一生主演『脛擦りの森』の最新予告映像、本ポスタービジュアルが解禁された。

妖怪「すねこすり」…道ゆく旅人の足にまとわりつき、離れないという。人里から離れた深い森で、足に傷を負った若い男は、女の甘い歌声に導かれ、古い神社にたどり着く。そこには謎の男と若く美しい妻が暮らしており、若い男はそこで夢のような、時の止まったような時間を過ごすが……。監督の渡辺は、岡山の森に足を運び、この地に古くより伝わる物語からインスピレーションを得てオリジナル脚本を執筆。スタッフには、『スパイの妻』、『ドライブ・マイ・カー』の製作を手掛けたプロデューサー陣が顔を揃え、「岸辺露伴は動かない」シリーズでも渡辺監督、高橋とタッグを組んだ柘植伊佐夫が人物デザイン監修・衣裳デザインを担当。自ら監督した『血を吸う粘土』で第42回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門のクロージング作品に選出された梅沢壮一が特殊メイクを手がけるなど、日本映画界を代表する面々が集結した。撮影は岡山県の高梁市、新見市で行われ、穏やかな時の流れ、澄んだ空気、そしてそこに佇む俳優の演技のすべてが見事に調和し、観客を異世界に誘う。

タイトルにもある「すねこすり」は道ゆく旅人の足にまとわりつき離れないという、岡山に古くから伝承される妖怪。特に人に危害を与えるでもなく、「ただ、人を転ばせる」という不思議な妖怪がモチーフとなった本作は、幻想的な映像とともに、目に見えない存在への想像力を無限に掻き立ててくれる。

監督の渡辺が実際に岡山に足を運び、脚本執筆のイメージの源となった高梁市、新見市で撮影を敢行。2000年以上前に創立されたとも言われる穴門山神社、岡山県指定文化財の宇山洞、歴史的建造物である広兼邸や吹屋ふるさと村にある「郷土館」、さらには地図には掲載されていない森など、こだわりのロケ地の数々が登場する。その土地自体が持つ力や歴史を感じさせる、神秘的な場所でのオールロケについて、主演の高橋は「由緒ある場所ですから、あのような場所をよくぞ貸してくださった、という想いはあります。あの場所が持つ雰囲気というものは、おおよそ人間が作れるものでは無いと思うんです。あのような説得力のある場所でお芝居をすることで、映画としての見え方が一段上がった感覚になっているのではないかと思います」と語っている。

今回、本作の場面写真が一挙解禁された。2人の男たち(高橋一生、黒崎煌代)が森で彷徨うカットや、蝋燭の炎を見つめる若い男(黒崎煌代)と謎の女さゆり(蒼戸虹子)の穏やかなひと時、碁盤に向かい合う若い男と老人などが描かれた計8点。冬の冷たい山奥の荘厳な空気、幽玄な大自然と歴史的建造物、そして謎に満ちた登場人物たちが織りなす幻想的な雰囲気を感じられるものとなっている。

本作が描くのは、これまでに描かれてきた妖怪の昔話や恐怖ドラマではなく、美しくも恐ろしい、恐ろしくも哀しい、哀しくも忘れ得ぬ愛のドラマ。長く語り継がれてきた「すねこすり」の言い伝えから、まだ誰も知らない、そして今後も語り継がれるであろう、新しい物語『脛擦りの森』が誕生した。

併せて、『脛擦りの森』ジャパンプレミア in 岡山の開催が決定した。4月4日(土)にロケ地である岡山でのジャパンプレミアが開催される。当日は高橋一生と監督の渡辺一貴が登壇し、全国公開に先駆けいち早く本作の魅力や撮影時についてのエピソードなどを語る。

開催日時:4月4日(土)①13:34の回(上映後)/②16:25の回(上映前)
会場:イオンシネマ岡山(岡山県岡山市北区下石井1丁目2-1 イオンモール岡山5F)
登壇者: 高橋一生、渡辺一貴(監督)(予定)
※詳細は 映画公式サイトにて。

『脛擦りの森』は2026年4月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督・脚本:渡辺一貴
出演:高橋一生、蒼戸虹子、黒崎煌代
配給:シンカ
© 『脛擦りの森』プロジェクト