ベネディクト・カンバーバッチ主演『フェザーズ その家に巣食うもの』の本編映像とメイキング写真が解禁された。

突然、妻に先立たれたコミック・アーティストの父。幼い2人の息子を抱え、慣れない家事にも手をそめ、手探りで新たな生活を始めようとしていたある日、1本の謎の電話がかかってくる。「彼女は逝ったが、私はいる」――その正体不明の男は、その日から父につきまとい、遂には“クロウ”となって姿を現わす。彼がコミックとして描く生き物に似た“クロウ”。それは現実なのか、幻なのか?最後に父が遭遇する衝撃の真実とは…。主演は、これまでアカデミー賞に2度ノミネートされた経験のあるベネディクト・カンバーバッチ。原作は英国の作家マックス・ポッターの小説『Grief Is The Thing with Feathers(原題)』。映画化を熱望した監督と意気投合したカンバーバッチが、本作では自らプロデューサーも買って出た。特異なビジュアルとカンバーバッチの新境地とも言うべき渾身の演技、そしてファンタジーとスリラーが見事に融合した演出で観るものを釘付けにする物語が誕生した。

今回解禁された本編映像は、ベネディクト・カンバーバッチ演じる父の異変から幕を開ける。映し出されるのは、コミックアーティストである父が一心不乱にクロウのイラストを描く後ろ姿。ぶつぶつとつぶやきながらペンを走らせていたかと思えば、突然奇声を上げ、左手を鳥の足のように動かす父。室内に不穏な空気が漂う中、廊下の奥から「ジャンプ、クンクン!」と不気味な声が響き、暗闇の中を人の背丈ほどもある“クロウ”がゆっくりと歩みを進めてくる。長い爪で壁をかすめながら近づいてくる、その異様な後ろ姿。やがて父のいる部屋へと差し掛かり映像は途切れる。二人の対峙の行方に、強烈な余韻を残すシーンだ。

併せて解禁されたメイキング写真には、本作のメガホンをとるディラン・サザーン監督が、カンバーバッチと共に映像を確認する姿や、“クロウ”の造形と向き合う様子が収められている。監督は、「“クロウ”をCGで作る気はありませんでした。“クロウ”は有機的で、手作り感のある存在であってほしいと考えたのです。ジム・ヘンソン的なタッチが必要で、“クロウ”には本物の存在感が必要でした。俳優たちが“クロウ”を信じ、私自身にとっても、それが実在するものでなければならなかったのです」と語り、アナログ特撮へのこだわりを明かしている。CGに頼らず作り上げた“クロウ”の確かな実在感が、現実と幻想の境界を揺さぶる本作。公開に向け、その異様な世界観への期待が高まる。

 本編映像

『フェザーズ その家に巣食うもの』は3月27日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開
監督・脚本:ディラン・サザーン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
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