ヨーロッパ企画と下北沢にある映画館・トリウッドがタッグを組んだオリジナル長編映画『君は映画』の特報映像、ポスタービジュアル、場面写真が解禁された。

上田監督が“一角コメディ”と名付けた本作の舞台は、下北沢にある実在のビル「シェルボ下北沢」。その2階に入る映画館・トリウッドが物語の中心。下北沢で劇作家をしているマドカは映画を観に行く。三軒茶屋でバンドをしているカズマも映画を観に行く。すると、互いの出来事が映画としてスクリーンに映し出されるという、ありえない“構造”が生まれてしまう。さらに映画館の両隣にある「グッドヘブンズ」と「三日月ロック」ではのっぴきならぬ問題が発生。マドカとカズマは、この“構造”を利用しながら解決に奔走するが、互いの映画は次第に影響し合い、事態は斜め上の超展開へ―。W主演の一人、劇作家のマドカを演じるのは伊藤万理華。そして、バンドマンのカズマを演じるのは井之脇海。そのほか石田剛太、金丸慎太郎、酒井善史、角田貴志、諏訪雅、土佐和成、永野宗典、藤谷理子らヨーロッパ企画のメンバーが出演、多様な文化が集まる下北沢ならではの個性的なキャラクターを演じている。

今回、初出しの本編映像を盛り込んだ特報映像が解禁された。下北沢と三軒茶屋、それぞれ違う方面から下北沢の映画館トリウッドにやってくるマドカとカズマ。一見、下北沢を舞台にした青春映画のムードで始まる冒頭だが、カズマの「えっ、なにこの映画?」のセリフで状況が一変。「グッドヘブンズ」で劇をする劇団員、居酒屋「三日月ロック」で喧嘩するバンドメンバーなど、下北沢の日常が描かれる一方で、何やら訴えかける前田や菊池、三河の鬼気迫る表情やカネを数える半グレの姿、三日月ロックのマスターが劇場内で銃を発砲するという、下北沢らしからぬ不穏なシーンも。

最後は、スクリーンを通して向き合うマドカとカズマの姿と、カズマのセリフに呼応するかのような、マドカの「あんたが映画。」の謎の一言で締め括られる。果たして、マドカのセリフが意味するものとは?下北沢の一角で起きる“超展開”とは?特報を手がけたのは、『ドロステのはてで僕ら』『リバー、流れないでよ』で監督を務めた山口淳太。併せて場面スチール13点が解禁された。

また、本作の主題歌が、1990年代後半から独自の音楽性を守り続けてきた2バンド、Analogfish × mooolsによる「Heisei Imokempi Ondo」に決定した。左右チャンネルで別々のバンドが演奏するという録音手法にも、本作の全貌を読み解くヒントが…!?さらに特報映像でも一部解禁されているが、劇中音楽をヨーロッパ企画の本公演の音楽も手がけてきた青木慶則が担当している。

そして、日本での劇場公開を前に、早くも海外映画祭への選出が決定した。世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、ブリュッセル・ファンタスティック映画祭でのワールドプレミアが4月5日(日)に行われるほか、台北金馬ファンタスティック映画祭、ブラジルのファンタスポア映画祭への選出も決定。脚本を手がけた『ドロステのはてで僕ら』『リバー、流れないでよ』で海外映画祭を席巻してきた上田誠の初監督作ということもあり、注目が集まっていることがうかがえる。

特報映像

『君は映画』は2026年6月19日(金)より全国で公開
監督・脚本:上田誠
出演:伊藤万理華、井之脇海
 藤谷理子、金丸慎太郎
 前田旺志郎、菊池日菜子、金子鈴幸、三河悠冴、今井隆文/尾関高文(ザ・ギース)、高佐一慈(ザ・ギース)
 石田剛太、酒井善史、土佐和成、角田貴志、諏訪雅、永野宗典
配給:トリウッド
©ヨーロッパ企画/トリウッド 2025