梅田芸術劇場メインホールは、1992年の竣工以来初となる客席椅子の全面リニューアルを実施することを発表した。
今回のリニューアルでは、客席椅子の更新にあわせて1階席前方中央ブロックを千鳥配置へ変更することで、前方の観客の頭部による視界の重なりを軽減し、舞台全体をより見渡せる客席環境へと改善(2階席の配列も一部見直しを実施)。これらの変更により、新たな座席数は1,920席(現行1,905席)となる。また、より多くの観客が安心して観劇できるよう車椅子スペースを拡張する。
座面にはスパイラルサスペンション(座骨結節点を中心に体圧をバランスよく分散させる構造)を採用することで、長時間のご観劇においても身体への負担を軽減し、安定した座り心地を実現する。また、現行の座席よりも奥行きをスリムにすることで、通行時・着席時ともに前席までの有効スペースを確保し、着席のままでも通行しやすい設計とすることで、快適性の向上を図る。
デザインコンセプトは「華麗・躍動」。背もたれの張地は、これまで親しまれてきたゆるやかな半円状のフォルムを継承しつつ、背板には広がりを感じさせる扇形のデザインを採用した。背板の面積を拡張することで、着席時や立ち上がり、横移動の際にも手を添えやすい設計とし、機能性の向上にも配慮している。色味には従来より好評の深紅を引き続き採用し、光沢を備えた生地が客席空間に華やかさと品格をもたらす。
リニューアル概要
場所:梅田芸術劇場メインホール
施工会社:愛知株式会社
工事期間:2026年8月17日(月)~9月6日(日)
※ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』大阪公演初日から新たな客席で公演
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