ミュージックビデオのようなミュージカル映画
本作で映画監督デビューの"ベル・アンド・セバスチャン"のフロントマンであるスチュアート・マードック。彼だからこそ、創り出すことのできた音楽×映画が誕生!
スチュアートは本作の脚本・監督を担当し、脚本と同時進行でサントラを作成した。先に音楽を作ることでイメージを膨らめせた世界観に、16mm撮影で撮られた美しく繊細な映像が加えられている。映画のいたる所にザ・スミスやザ・パステルズなど音楽の小ネタも散りばめられ音楽ファンの心をくすぐる作品となっている!ミュージカル映画と聞いて一歩引いてしまう人もいるかもしれない。だが、この映画はまるでミュージックビデオを観ているかのよう!音楽が中心となりそこに物語が添えられている、始めから終わりまで美しい音楽が耳を離れず、イヴの歌声とピアノの音、全てが美しく、響き渡る。ミュージカル映画を観たことがない人はこの映画からスタートしてみては?音楽ファンでなくても映画館を出た後もきっと、ポップ・ソングの虜になってしまうこと間違いなし!
Cast&Staff
イヴ:エミリー・ブラウニング
1988年オーストリア・メルボルン生まれ
『エンジェル・ウォーズ』、『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』
ジェームズ:オリー・アレクサンデル
1990年イギリス・ヨークシャー生まれ
バンド"イヤーズ&イヤーズ リードボーカル
キャシー:ハンナ・マリー
1989年イギリス・ブリストル生まれ
TVシリーズ『Skins』、『ゲーム・オブ・スローンズ』
監督・脚本:スチュアート・マードック
”ベル・アンド・セバスチャン”フロントマン
1968年イギリス・スコットランド生まれ
『プラダを着た悪魔』、『(500)日のサマー』などの多くの映画のサウンドトラックに関わっている。
製作:バリー・メンデル
1963年生まれ
数々の天才監督を見出し、大ヒットに導いた名プロデューサー。
Story
スコットランド・グラスゴーのとある街。入院中のイヴは、一人ピアノに向かい曲を書いていた。ある日、彼女は病院を抜け出し向かったライブハウスで、アコースティック・ギターを抱えたジェームズに出会い、さらに友人のキャシーを紹介された。2人の少女と1人の少年は一緒に音楽を作り始める。魅力的なのにどこか孤独を感じさせるイヴ。密かにイヴに恋をする理屈屋のジェームズ。天真爛漫な年下のキャシー。その夏、3人の友情と恋が、音楽にのって始まった。
Fashion
この映画の見所のもう一つはファッション。1950-70年代風のファッションが映画の世界観にぴったり!沢山の洋服を着ているがそのどれもがキュート。オシャレだけど背伸びをしていない感じが田舎っぽさを残している。3人がポップな音楽とキュートな衣装で踊り、駆け抜けてる姿を観ると思わず体が動いてしまう。
―衣装
FRED PERRY
TOPSHOP
URBAN OUTFITTERS
American Apparel
nudie JeAns
Clarks
God Help the Girl
主人公のイヴはうつ病と拒食症で入院していたが、病院を抜け出し、ライブハウスでジェームズと出会った。そこから彼女の人生は一変する。思いがけない出会いが人生にスポットライトを当てる。悩み、人生をもがきながら生きる若者達へ前向きなメッセージを送っているような作品。誰もが迷い、立ち止まり、また進んでいく。イヴが歌う歌はとても切なく聞こえたり前向きに聞こえたり、観る人によって感じ方が違う。いつまでも楽しい時間は続かない、それでも前に進まなければならない。
映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』は2015年8月1日(土)より新宿シネマカリテほか全国で順次公開 イギリス / 2014年 / 111分 配給:アット エンタテインメント 配給協力:武蔵野エンタテインメント 監督・脚本:スチュアート・マードック 製作:バリー・メンデル 出演:エミリー・ブラウニング、オリー・アレクサンデル、ハンナ・マリー |
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