ジュラシック・ワールド

レビュー

『ジュラシック・ワールド』

ようこそ、ジュラシック・ワールドへ!

1作目が公開されてから22年が経った今年、ついにパークがオープンした。大惨事とも言える事件を起こしたパークが、どのような経緯でオープンに至ったのか、気になる方も多いだろう。本作を見ると、やはりテーマパークというのは人がいてこそだということを感じる。関係者しかいなかった前作までに対して、本作では実に2万人以上の一般客がいる。スタッフだけであれだけのパニックだったのに、危機に不慣れな一般客がたくさんいる状況。想像するだけで恐ろしい。

本作の舞台であるジュラシック・ワールドはまさしく現代のテーマパーク。そこに広がる風景はまるでユニバーサル・スタジオにいるようだ。パークに入場するシーンでは思わず笑顔になってしまう。1作目で未来のテーマパークとして描かれたジュラシック・パークは、時を経て現実のものになったと感じてしまうほど。それだけリアルなパークが、例のごとく地獄のような惨状になる。活躍する恐竜の種類はさほど多くはないが、その分個性豊かな恐竜が役割を持って登場する。さらに、新たにハイブリッドという手段を得た。これはもうなんでも起こり得る。その結果に登場したインドミナスサウルスだが、 これがかっこよさと強さを兼ね備えて・・・。小柄ながら、シリーズを通して存在感のあるラプトルは本作でも健在。ラプトルファンにはたまらない演出だろう。

本作はジュラシック・パークという偉大なシリーズの最新作であるとともに、過去作とは別にしても満足度の高い作品だ。ジュラシック・パークが作り上げた設定を最大限に活かした作品である。本作ではお客さんの目線を強く感じる。つまりはパークの来場者でもあり、映画館の観客でもある。だからこそ、自らがパークにいる気分になれるし、ワクワクの冒険に旅立っている気分にもなれる。暑い日が続く今年の夏は、涼しい劇場で体の奥底から涼しい気分になれるテーマパーク、”ジュラシック・ワールド”に何度も遊びに行きたくなる。

(text:編集部)

『ジュラシック・ワールド』
(原題:Jurassic World)
2015年8月5日(水)より全国で公開
アメリカ/2015年/125分
監督:コリン・トレボロウ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、トーマス・タル
出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ヴィンセント・ドノフリオ、タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソン、オマール・シー、B・D・ウォン、イルファーン・カーン

© Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment

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