きみといた2日間

レビュー

『きみといた2日間』

キュートな二人の恋愛とは―。

いま旬のハリウッド俳優と言っても過言ではないマイルズ・テラーが本作で演じるのは、ブルックリンに住む等身大の男性アレック。アナリー・ティプトン演じるメーガンは、婚約までした彼にフラれ、医大を卒業したにもかかわらず就活もうまくいかず。そんな時にネットのサイトで出会ったアレックと一夜を過ごす。翌朝、メーガンは立ち去ろうとするが、大雪で外に出られずに、もう一晩過ごすことにー。本作のテーマは「いまどきの恋愛」。ネットで出会ってそのまま一夜を過ごすなんて、いかにも”いまどき”だけど、そんな中でいろいろな思いが見え隠れするとてもキュートな二人に思わず微笑んでしまう。ちなみに、どれくらい”いまどき”なのかと言うと、アメリカのカップルの1/3はネットで出会っているらしい。これが当たり前の恋愛方法なのだ。

物語の軽いノリの流れに対して、アレックとメーガンはそこまで軽くなく、どちらかと言えば慎重派。だけどそれが初々しく感じることもあって、よりリアリティが増す。マイルズ・テラーは『セッション』のインパクトがあまりにも強いが、日本では9月に公開された『恋人まで1%』でもアラサーの恋愛を演じており、さらに『ダイバージェント』などアクションもラブコメも出来る俳優として、本作ではその地位を固めることになるだろう好演を見せている。相手役のアナリー・ティプトンも傷心の様子と、それをバネにポジティブに生きる姿がうまく切り替えて演技しており思わず感情移入してしまう。メーガンのルームメイトとして「ゴシップガール」でヴァネッサ役のジェシカ・ゾー、その彼氏としてスコット・メスカディが共演するが、登場人物みんなが微笑ましくも憎たらしいような絶妙なキャラクターの持ち主でおもしろい。

本作では大雪が降るニューヨークのある一日が描かれている。そのほとんどを部屋の中で過ごすので、舞台の移動が極端に少なく、ほとんどが誰かの部屋の中。特に広いわけでもないが、ホッと落ち着くその舞台が、二人の恋愛をよりリアルなものにしているのだろう。

(text:編集部)

DATA

『きみといた2日間』
(原題:Two Night Stand)
2015年12月23日(水)より新宿武蔵野館ほか全国で公開!
2014年/アメリカ/86分
監督:マックス・ニコルズ
出演:マイルズ・テラー、アナリー・ティプトン、ジェシカ・ゾー、スコット・メスカディ、マイケル・ショウォルター
配給:ファインフィルムズ

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