アニメーション部門

作品紹介

アニメーション部門
2015年以降にデジタルで制作・編集された30分以内の国内作品

※全作品を1プログラムで上映
〔映〕21日（金）17:00、〔多〕17日（月・祝）11:00
〔芸〕16日（日）11:00、〔こ〕16日（日）12:50

『Birth-つむぐいのち』

アニメーション部門『Birth-つむぐいのち』
©Child Pokke

つながっていく、いのちの誕生と不思議。実写では取上げづらい出産を題材に描いたドキュメンタリーアニメーション。女性3人の実体験を3人のアニメーション作家がそれぞれの技法で映像化している。

監督：荒井知恵、こぐまあつこ、若見ありさ
2015年／日本／19分

『Candy.zip』

アニメーション部門『Candy.zip』
©2017 Tomoki MISATO / Tokyo University of the Arts

上司から一向に評価されない会社員のアオコ。ある時、アオコは自分の書類を同僚がすり替えている現場を目撃し、飴に姿を変えられてしまう。プラバンをキャンディーのように見せる工夫を凝らし、可愛らしい空間を演出している。

監督：見里朝希
2017年／日本／4分

『だいじょうぶ。』

アニメーション部門『だいじょうぶ。』
©DAIZYOUBU.

ミユキは人と関わることが苦手な女の子。心を許せるのは、心の中の友達・テチテチくんだけ。そんなミユキが体験する、小さな出会いの物語。淡い色使いにより、どこか懐かしく、爽やかな雰囲気を生み出している。

監督：石井章詠
2016年／日本／11分

『I think you're a little confused』

アニメーション部門『I think you're a little confused』
©Iku Ogawa

ある日、血入り腸詰は手紙に誘われて、友だちの肝臓入り腸詰の家へ遊びに行くことに…。ある童話を原案に、シュールでダークな世界を、緻密な表現でどこか可愛げに描く、海外でも評価の高いストップモーションアニメーション。

監督：小川育
2016年／日本／8分

『ももちゃんのねこ』

アニメーション部門『ももちゃんのねこ』
© Shogakukan Inc.2016 All rights reserved.

ももちゃんと猫のみゅうは、友だちであり、かけがえのない大切な家族。しかし、みゅうはももちゃんよりもずっと早く年老いていく・・・。猫と出会った少女の成長を、愛情溢れる柔らかいタッチで描いた、心温まる掌編。

監督：今林由佳
2016年／日本／10分

『竹田駅メモリーズ』

アニメーション部門『竹田駅メモリーズ』
©HamamuraMichika

幼い頃、母とよく行った竹田駅が閉鎖された。しみ子は、供養のために駅の仏壇を立て、駅をもう一度見るため公園のゾウの乗り物を呼び出す。監督自身が利用していた竹田駅への想いを、ポップな映像で綴った作品。

監督：浜村満果
2016年／日本／4分

『THE ANCESTOR』

アニメーション部門『THE ANCESTOR』
©2017 Seiji O’Hara

ある男が誰かに呼ばれる声がして目が覚めると、目の前には一人の青年がいた。そこは3022年の未来。自分の子孫に、悩み事の相談役として召喚されたのだった。痛烈なブラック・ユーモアを不思議な世界観で描く手描きアニメーション。

監督：小原正至
2017年／日本／18分

『The Interpreter』

英国ダービー州が工業都市として繁栄してきた歴史と、その土地にまつわる伝説や物語。ロンドン在住の日本人監督が、古いエッチングや写真、タロットなどを素材にして、コラージュ技法による複雑なレイヤーを表現した作品。

監督：尾角典子
2015年／イギリス／7分

『デキモン』

女が鏡を見ると額に小さなデキモノがあった。ある日、月が破裂して無くなる。一緒に暮らす男、道端の犬は女を見ている。デキモノはどんどん大きくなっていく・・・。奇抜な展開を色鉛筆の素朴な線が際立たせる。

監督：森永大貴
2017年／日本／6分

『白の故郷』

生かす存在と生かされる存在。命は皆、誰かに生かされて今ここにある。無償の愛を注ごうとするヒツジと、それを拒む不器用なオオカミの交流を、工芸品のような繊細さで描くストップモーションアニメーション。

監督：扇田優紀
2017年／日本／6分