ぼくらの家路第64回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、賞賛を浴びた『ぼくらの家路』が9月19日(土)より公開。本日予告編が解禁された。

撮影当時わずか11歳で、俳優デビュー作となるイヴォ・ピッツカー。6ヶ月間に渡り開催されたオーディションについて、監督のエドワード・ベルガーは「最後に予定されていたオーディションにイヴォが飛び込んできた。夕方6時になり、ゆっくりと絶望感に浸り始めた僕たちの目が突然覚めたんだ。それからイヴォと4回会い、この役のニュアンスを試したみたけど、僕らはその時、ぼくらのジャックを見つけたことに気づいていたんだ」と小さな逸材糸の出会いについて語った。

10歳のジャックは、6歳になる弟のマヌエルの世話で毎日大忙し。優しいけれど、まだ若いシングルマザーの母は、恋人との時間や夜遊びを優先していた。ところが、ある事件からジャックは施設に預けられることになる。友達もできず、施設になじめないジャック。待ち続けた夏休みがようやく来るが、母から迎えが3日後になると電話が入る。がっかりしたジャックは施設を飛び出す。夜通し歩き続けて家に着くが、母は不在でカギもない。携帯電話は留守電メッセージばかり。ジャックは母に伝言を残すと、預け先までマヌエルを迎えに行く。仕事場、クラブ、昔の恋人の事務所まで、母を捜してベルリン中を駆け回る兄弟。小さな肩を寄せ合う二人は、再び母の腕の中に帰ることができるのか――。


※恐れ入りますが予告編は準備が出来次第掲載されます。

映画『ぼくらの家路』は2015年9月19日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。

© PORT-AU-PRINCE Film & Kultur Produktion GmbH