『スラムドッグ＄ミリオネア』でアカデミー賞監督賞受賞のダニー・ボイルと、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞脚色賞受賞のアーロン・ソーキンが組んだ映画『スティーブ・ジョブズ』が2016年2月に日本公開が決定した。

アップル社の共同設立者であり、デジタルテクノロジーの常識を変えた、世界で最も有名なカリスマ、スティーブ・ジョブズの生き様を描いた人間ドラマである本作。監督をダニー・ボイルが、脚本をアーロン・ソーキンが手がけ、『それでも夜が明ける』で高い演技力が評価されたマイケル・ファスベンダーがジョブズを熱演している。また、共演にはケイト・ウィンスレット、セス・ローゲン、ジェフ・ダニエルズなどアカデミー賞常連の面々が名を連ねる。

単に人生を追うだけの伝記映画とは一線を画す本作で、特に印象的なのは、新作発表会でジョブズが人々の心をわしづかみにした伝説のプレゼンテーション《直前40分の舞台裏》を描いていること。また、娘リサとの確執と和解というプライベートにも真正面から切り込み、不器用な親子愛が見る者の心を揺さぶる。