本年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門、トロント国際映画祭に正式出品されたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督最新作『ボーダーライン』が来年4月9日（土）より全国で公開される。

舞台は、アメリカとメキシコの国境の町、フアレス。暴力、麻薬、死が日常と隣り合わせに存在する無法地帯で繰り広げられる最前線での攻防を極限の臨場感で描く本作。現場に送り込まれるFBI捜査官をエミリー・ブラント、謎のコンサルタントをベニチオ・デル・トロが演じる。さらに、ジョシュ・ブローリンが的確に任務をこなすリーダー役を好演。

巨悪化するメキシコ麻薬カルテルをせん滅すべく、特別部隊にリクルートされたエリートFBI捜査官ケイト（エミリー・ブラント）。特別捜査官（ジョシュ・ブローリン）に召集され、謎のコロンビア人（ベニチオ・デル・トロ）と共に国境付近を拠点とする麻薬組織・ソノラカルテルを撲滅させる極秘任務に就く。仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した極秘任務、人が簡単に命を落とす現場に直面したケイトは、善悪の境界が分からなくなってゆく。麻薬カルテルを捕えるためにどこまで踏み込めばいいのか－。法なき世界で悪を征する合法的な手段はあるのだろうか？得体の知れない悪を前に、知れば知るほど深くなる闇の行く末とは－。