「東の羽生、西の村山」と並び称された天才棋士・村山聖の生涯を映画化した『聖の青春』で、松山ケンイチが主演を務めることが発表された。

幼少期より腎臓の難病・腎ネフローゼを患い入退院を繰り返した村山聖が、父に何気なく勧められた将棋と出会い、最高峰である名人位を獲る夢に向かって全力で駆け抜ける生涯を描いた本作。

主人公・村山聖を演じるのは、実力と人気を兼ね備える俳優・松山ケンイチ。人生を将棋にささげた天才棋士役というプレッシャーの中、水らか東京将棋会館に通いつめ、精神面、肉体面から村山聖にアプローチして熱演する。監督は、『宇宙兄弟』のヒットが記憶に新しい森義隆。

オファーを受けたときの気持ちを松山は「全身全霊をかけても足りない役だと思いました。そういう仕事は大好きです」とコメント。また、演じる村山聖については「命を燃やしている方。その激しさに魅せられました」と、まさに”全身全霊”で取り組んでいることを明かした。また、「ヒロインが羽生善治さんという硬派な作品です。将棋が好きな方はもちろん、人生をつまらなく感じている方も、何かに夢中になっている方でも、こんな人間がいたんだと魅かれる作品です。“村山聖”は必ず見る人の心に何かを残します。宜しくお願い致します」とメッセージを贈っている。

本作は、1月9日よりクランクインし、2月中旬のクランクアップを予定している。