左から、GLIM SPANKY(亀本寛貴、松尾レミ)、福山功起監督

左から、GLIM SPANKY(亀本寛貴、松尾レミ)、福山功起監督

映画『鉄の子』の特別試写会が5日(金)に都内で行われ、上映前のイベントに福山功起監督と主題歌を担当したGLIM SPANKYが登壇した。

本作は、親の再婚で”キョウダイ”となった小学生の陸太郎と真理子が、クラスの悪ガキから「夫婦、夫婦」とはやし立てられ、あの手この手で離婚させようと企むドラマ。

監督の実体験を元に作られたという本作について、福山監督は「川口は鉄の街で、僕はそこでよく家族の映画を撮っていたので、『鉄の子』なんかどうだというところからスタートしました。子どもの成長物語と鉄というのがピンときました」と振り返った。タイトルについては「いくつか候補はあったんですけど、僕はこれがいいと」と答えた。

好きなシーンを聞かれた松尾は「舞台になっている風景が、地元長野の風景とかぶるところがあって、トンネルだったりそういう場所でよく遊んでいたので子どもの気持ちになれた」と答え、亀本も「子どもたちの感情に違和感なく入っていけた」と同意した。

主題歌「大人になったら」が主題歌として起用されていることについて松尾は「デビューする前からずっとライブで歌っていたので、今回素敵な映画の主題化に選んでいただいて光栄。自分たちの曲が流れた瞬間に感動できたので、すごくいい化学変化が起きたんじゃないかな」とコメントした。また、この曲を作った当時の気持ちを「大人になるにつれて閉ざしていかなきゃいけない心を歌でこじ開けたい」と振り返った。

福山監督は主題歌を決めたときに「音楽プロデューサーに渡されてその場で聞いたが、この曲の”声にならない声”が作品にあっていてすぐに決めた」と答えた。

曲にタイトルに合わせて、大人になってわかったことを聞かれた松尾は「大人っていつになっても分からないことが分かった」と答え、亀本は「全然大人になったという感覚がない。運転免許は高校卒業のときに取っておくべきだったので後悔しています」と答えた。

監督は最後に「主題歌が流れて『鉄の子』が完成するので見てほしい」とメッセージを贈った。

トークイベントの後には、「大人になったら」のアコースティックバージョンでの生演奏披露が行われた。

左から、GLIM SPANKY(亀本寛貴、松尾レミ)、福山功起監督

左から、GLIM SPANKY(亀本寛貴、松尾レミ)、福山功起監督

福山功起監督

福山功起監督

GLIM SPANKY(松尾レミ)

GLIM SPANKY(松尾レミ)

GLIM SPANKY(亀本寛貴)

GLIM SPANKY(亀本寛貴)

GLIM SPANKY(松尾レミ)

GLIM SPANKY(松尾レミ)

GLIM SPANKY(松尾レミ、亀本寛貴)

GLIM SPANKY(松尾レミ、亀本寛貴)

映画『鉄の子』は2016年2月13日(土)より角川シネマ新宿、MOVIX川口ほか全国で順次公開!

監督:福山功起
出演:田畑智子、佐藤大志、舞優、裵ジョンミョン、スギちゃん
配給:KADOKAWA

(C)2015 埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ