ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ プロデューサー、志尊淳、土屋太鳳、ヘイリー・スタインフェルド、トラヴィス・ナイト監督


『バンブルビー』のジャパンプレミアが3月12日(火)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、ヘイリー・スタインフェルド、トラヴィス・ナイト監督、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ プロデューサー、土屋太鳳、志尊淳が登壇した。

本作でバンブルビーのはじめての相棒となる少女チャーリー役を演じたヘイリー・スタインフェルドは、映画のプロモーションで来日するのは、2011年に当時14歳で映画初出演した『トゥルー・グリッド』以来8年ぶり2回目。歌手としても活躍しているヘイリーは「SUMMER SONIC 2016」への出演などで来日を重ね、本作では主演作での来日となった。また、本作が実写映画デビューとなるトラヴィス・ナイト監督、『トランスフォーマー』全シリーズのプロデュースを手がけるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラがそろって登壇。さらに日本語吹替えキャストとしてチャーリー役の土屋太鳳、メモ役の志尊淳が来日ゲストと対面を果たした。

今回主演作を携えての来日となったスタインフェルドは「トランスフォーマーの聖地である日本で、この作品を紹介できることがうれしい」と挨拶。日本と縁が深いナイト監督は「初来日は父と一緒に8歳の頃」と振り返り、その時の経験を「人生が変わりました」と明かした。また、シリーズを通してプロデューサーを務めるボナヴェンチェラプロデューサーは「全作品を通して日本の方々はサポートしてくれた。ことわざで“おいしいものは最後にとっておけ”と言いますが、(今回公開が世界で最後になったのは)日本のファンがそれだけ大事だから」と笑顔で挨拶した。

アニメーション映画スタジオのライカ創業者でもあるナイト監督は、本作が初の実写映画となったが、アニメとの違いについて「アニメーションはとにかくゆっくりです。(自身が監督を務めた)『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2016)は5年間かかりました。実写映画は早いです。どんどん進めていくのが一番の違いじゃないかと思います」と語った。

また、スタインフェルド演じるチャーリーの日本語吹替えを担当した土屋は「とてもパワーをいただきました」とコメント、さらに「みなさんとこの舞台に立てて光栄です」と笑顔で挨拶した。志尊は「言語が変わってもまっすぐ日本のみなさまに伝えることを意識して務めさせていただきました」と語った。また、「トランスフォーマー」のファンという志尊は「実感がわかない」と素直な気持ちを明かし、「うれしい気持ちはあるんですけど、お話をいただいたときは“僕でいいのかな”と思った」と振り返った。

最後に土屋は「せっかくヘイリーさんたちに来ていただいているので」と英語で挨拶。流ちょうな英語に会場からは拍手が起こり、ヘイリーは「今回は日本語でお話しできないので次回がんばりたいです」と返し、「日本は特別な場所で、いつも応援していただいていて、素晴らしい思いをさせていただきました。この映画をお届けできることをワクワクしています。今回日本が最終地になりました。これ以上はないと思います」と挨拶。ボナヴェンチュラプロデューサーは「次の作品では東京を爆破して、バンバンにぶち壊すなどして感謝の気持ちを伝えたい」と挨拶し、会場を沸かせた。

本作は世界的大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』初となるスピンオフ作品。主人公は、シリーズきっての人気キャラクター・バンブルビー。舞台は、シリーズ一作目となる『トランスフォーマー』(2007)でバンブルビーがサムと出会う以前の1980年代にさかのぼり、これまで語られることの無かったエピソードが初めて明かされる。傷ついたバンブルビーと、自分の居場所を見つけられない思春期の少女チャーリーとの運命的な出会いを描いた本作。チャーリーを演じるのは同世代の観客の熱烈な支持を集めるヘイリー・スタインフェルド。監督は、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2016)のトラヴィス・ナイトが実写映画監督デビューを果たす。

【取材・写真・文/編集部】

映画『バンブルビー』は2019年3月22日(金)より公開!
監督:トラヴィス・ナイト
出演:ヘイリー・スタインフェルド、ジョン・シナ、ジョージ・レンデボーグJr.、ジョン・オーティス、ジェイソン・ドラッカー、パメラ・アドロン、ステファン・シュナイダー
配給:東和ピクチャーズ
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