映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』が公開されるのを前にした3日（木）に都内で、“ひなまつり”にちなんだ公開直前イベントが行われ、主演の橋本環奈が登壇してライブとトークショーが行われた。

このイベントには招待された女子中学生と女子高校生約180人が来場し、上映後に行われた全5曲のライブに大きな歓声が上がった。

上映後のステージに登場した橋本に場内は大興奮。1曲目「悪魔なカンナ」では、悪魔の格好をしたバックダンサーとともに、赤いボタンがアクセントの黒いコートに身を包んだ橋本。歌い終わり、橋本が挨拶をすると、場内からは「かわいい！」という声が飛び交った。

真っ白なワンピースに衣装を変えた橋本は、2曲目の「Little Star」、3曲目の「arigato―ありがとう―」を続けて熱唱。ここでさらに映画の中で着用した冬服のセーラー服に着替えて登場すると、劇中で見たばかりの観客からは再び歓声が上がった。そして本作の主題歌でもある「セーラー服と機関銃」を、本編映像を背景に歌うと、花びらが舞うなどの演出に観客は酔いしれた。

ステージを去った橋本に場内からはすかさず「アンコール！」の声が沸き起こり、その声に応えるように橋本は夏服のセーラー服に着替えて登場。「持ち歌が4曲しかない」という橋本は「とても好きな曲で、歌詞に“これが純粋な自分らしさと気づいた”というのが出てくるのですが、私らしさというところがリンクしていると感じたから」という理由で、サカナクションの「アイデンティティ」を熱唱した。

ライブが終わり、「組長！」の声に呼ばれて橋本が登壇し、トークショーが始まった。この日は、自身と同世代の観客だけが見ているということで「同世代の皆さんにみてもらうのはめちゃくちゃうれしいです」と笑顔でコメントした。また、MCから口コミに話が及ぶと、橋本は「そうですね、えせえぬ･･･。SNS（笑）」と噛んだことを恥ずかしそうにする場面もあった。

本作のタイトルにもある“卒業”について問われると、「私のクランクアップの日に『まだ終わりたくないな』とつぶやいていたら、武田さんから『始まりがあれば終わりがあるもんね』とアドバイスをいただいて、女優としてまた一歩踏み出せたのかなと思いました」とコメントした。

最後に橋本は「撮影していた昨年の夏はまだまだ先だなと思っていたのが、もう明後日から公開だと思うと驚きです。笑って、泣けて、アクションもリアル！気分爽快になれる、超絶快感エンターテインメントをどうぞよろしくお願いします」と作品をアピールした。