『冬冬の夏休み』

『冬冬の夏休み』

ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督による不朽の名作『冬冬の夏休み』と『恋恋風塵』がデジタル・リマスター版として5月21日(土)より渋谷ユーロスペースほかにて全国で順次公開される。

昨年5月に開催された第68回カンヌ国際映画祭で最新作『黒衣の刺客』が最優秀監督賞を獲得したシャオシェン監督。11月の東京フィルメックスでは特集上映が開催され、来日も果たしたシャオシェン監督の青春シリーズ不朽の名作である『冬冬の夏休み』(1984)、『恋恋風塵』(1987)がデジタル・リマスター版として公開される。ともに世界初のDCP上映となり、特に『冬冬の夏休み』は台湾の倉庫で発見された状態の悪いネガプリントを、日本の技術力の高い日本で数々の実績を誇るエキスパートで修復、世界に先駆けてデジタル・リマスター版の上映が実現した。

昨年春に19年ぶりにデジタル・リマスターで蘇った『恐怖分子』(1986)のエドワード・ヤン監督とともに、台湾ニューシネマの双璧として、ともに1974年に生まれ、新人たちによるオムニバス映画企画で親交を深め、次第にそれぞれの映画作りでも連携していったホウ・シャオシェン、エドワード・ヤン、さらにツァイ・ミンリャンなど台湾ニューシネマを代表する監督作品に加え、最新ドキュメンタリー含む全23本が一挙上映されるのが「台湾巨匠傑作選2016」。新宿K’s cinemaで4月30日より開催されるこの企画は、2014年夏に開催され、大好評を博した前回以上に充実したラインナップで、台湾映画界の変遷と発展を振り返る。

続けて、5月21日より公開される『冬冬の夏休み』と『恋恋風塵』では、『風櫃の少年』(1984)で音楽を担当したエドワード・ヤンが『冬冬の夏休み』では音楽だけでなく、幼き兄妹の父親役として出演し、優しい笑顔を振りまいている。また、エドワード・ヤン監督作『ヤンヤン 夏の思い出』(2000)で主演を務めたウー・ニエンチェンが、『恋恋風塵』では脚本を手がけており、まさに一蓮托生の巨匠たちによる青春時代のきらめきがそのまま作品に投影されている。いずれも世界各地の映画祭などで高く評価された傑作、秀作揃い。この機会に台湾映画の魅力に触れてみるのはいかがだろうか。

「台湾巨匠傑作選2016」

「台湾巨匠傑作選2016」

映画『冬冬の夏休み』『恋恋風塵』は2016年5月21日(土)より渋谷ユーロスペースにて2週間限定公開、さらに全国で順次公開!

「台湾巨匠傑作選2016」は2016年4月30日(土)より6月10日(金)まで新宿K’s cinemaで開催!

『冬冬の夏休み』
監督:ホウ・シャオシェン
出演:ワン・チークァン、リー・ジュジェン、グー・ジュン、メイ・ファン、ヤン・ドゥチャン
1984年/台湾/98分
©A MARBLE ROAD PRODUCTION, 1984 Taiwan

『恋恋風塵』
監督:ホウ・シャオシェン
出演:ワン・ジンウェン、シン・シューフェン、リー・ティエンルー、リン・ヤン、メイ・ファン
1987年/台湾/110分
©CENTRAL MOTION PICTURE CORPORATION 1987