台湾の人気絵本作家ジミー・リャオのベストセラーをトム・リン監督が映画化した『星空』の“思春期のキラメキあふれる”本編映像が解禁された。

本作は2012年の大阪アジアン映画祭の特別招待作品として上映され大好評となったものの、日本の版権の所在が不明とされていた。そして5年の沈黙を破って日本公開が決定。主演は『ミラクル7号』でチャウ・シンチーの息子役が話題になったシュー・チャオ、そして映画初出演のリン・フイミン。さらにアジアのスーパーバンドMaydayの石頭ことシー・チンハン、グイ・ルンメイが競演する。音楽は日本のworld’s end girlfriendが参加するなど台湾、アメリカ、中国、韓国、フランスからスタッフが集結した。

今回解禁された本編映像は、家出をして亡きお祖父さんの家に向かう二人が、遭難して迷い込んだ一軒の教会を舞台に、二人の微妙な距離感を描いた青春のキラメキ満載のシーン。ゴダールの『はなればなれに』でアンナ・カリーナ、クロード・ブラッスール、サミ・フレーの三人がカフェで踊るマジソン・ダンスを教えるシーンもシネフィルには胸キュンな映像だ。

柊あおい(漫画家/「耳をすませば」著者)コメント

まだ幼さの残る思春期の中で、少女を取り巻く世界への興味、怖れ、戸惑い、
やるせなさ等々散りばめられた想いが煌めき、まぶしく映されていました。

くらもちふさこ(漫画家/「天然コケッコー」著者)コメント

大人と子供の境目ってどこ?夢現の境目ってどんな感じ?そんな有るような無いような境目が、思春期の少女の脳内をフィルタに、リリカルに表現されています。この作品に出会えてよかったです。この先、自分が立ち止まった時に、心をふっくらさせてくれるシーンがいっぱい詰め込まれていたから。

志茂田景樹(作家/よい子に読み聞かせ隊隊長)コメント

僕のこころに自分が自分からはぐれて彷徨っていたような 思春期の危うい世界がよみがえった。
この映画は誰もが持って秘めた 思春期の傷みを 圧倒的なファンタジーに変えている!

映画『星空』は2017年10月28日(土)よりK's cinemaほか全国で順次公開!
原作:ジミー・リャオ「星空」(トゥー・ヴァージンズ刊)
監督・脚本:トム・リン
出演:シュー・チャオ、リン・フイミン、レネ・リウ、ハーレム・ユー、ケネス・ツァン、ジャネル・ツァイ、シー・チンハン
特別出演:グイ・ルンメイ
配給:太秦
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