『湯を沸かすほどの熱い愛』xきのこ帝国

宮沢りえ主演、家族の愛の物語『湯を沸かすほどの熱い愛』の主題歌をきのこ帝国が担当することが決定した。

“死にゆく母と残される家族の愛と絆”を、驚きの展開とラストで描き、涙と生きる力がほとばしる感動の詰まった物語。『チチを撮りに』がベルリン国際映画祭など国内外の10を超える映画祭で絶賛された中野量太監督の商業デビューとなる本作。出演を務めるのは、脚本を読み「心が沸かされた」という宮沢りえ。会う人すべてを包みこむ優しさと強さを持つ“お母ちゃん”双葉役を熱演する。娘の安澄を演じるのは注目の実力派若手女優・杉咲花。頼りないけどなぜか憎めないお父ちゃんを演じるのはオダギリジョー。旅先で双葉と出会い、彼女の母性に触れ人生を見つめ直していく青年の拓海役に松坂桃李。さらに篠原ゆき子、駿河太郎、オーディションで選ばれた新人子役の伊東蒼が新しい家族の物語を彩る。

今回、本作の主題歌をきのこ帝国が担当することが決定した。映画のために書き下ろした主題歌のタイトルは「愛のゆくえ」。きのこ帝国のファンを公言していた中野監督からの熱烈なオファーを受けて実現した。この楽曲は映画の最も重要な場面で流れる音楽とあって、中野監督ときのこ帝国のメンバーとで何度も何度も密にミーティングを重ねて作り出された。

中野監督は「きのこ帝国の曲を初めて聞いた時、音楽を聞くと言うより、音楽が沁み込んできた感覚を今でも覚えています。それは、僕が映画で目指している感覚と似ている気がして」と出会いを振り返る。さらに「今回、映画の主題歌を誰かに歌って欲しいと思った時、真っ先に頭に浮かんだのが、きのこ帝国でした」とオファーのきっかけを語り、「話し合いを重ね、秒単位までこだわって作り上げた『愛のゆくえ』が流れるラストシーンは、僕の想像を越えました。何度観ても毎回“ゾクッ”としてしまいます(笑)『湯を沸かすほどの熱い愛』の主題歌は、『愛のゆくえ』以外ありえません。きのこ帝国と出会えて良かった!」と賞賛している。

きのこ帝国の佐藤千亜妃は「“愛”って一体全体なんなんだろう、と、何度も自問自答しながら、摩り切れそうな記憶のなかから拾いあげた自分にとっての“愛”を『愛のゆくえ』という曲に込めました。『湯を沸かすほどの熱い愛』。家族って、どうしてこんなにも不完全で愛しいんだろう」とコメントしている。

『湯を沸かすほどの熱い愛』T

『湯を沸かすほどの熱い愛』ティザーポスター

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』は2016年10月29日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開!

脚本・監督:中野量太
出演:宮沢りえ、杉咲花、篠原ゆき子、駿河太郎、伊東蒼、松坂桃李、オダギリジョー
配給:クロックワークス

(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会