『スター・トレック BEYOND』ワールドプレミア(オールキャスト)

SF超大作シリーズ最新作『スター・トレック BEYOND』のワールドプレミアが20日に行われ、世界初IMAX野外シアターで上映された。

全世界で8億5300万ドルを記録している、壮大なスペクタクルとドラマティックなストーリーのSFアクション超大作シリーズの最新作。前二作を監督したJ.J.エイブラムスは本作では製作を担当し、『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リンが監督を務める。脚本は前作に引き続きスコッティ役として出演するサイモン・ペッグとともにダグ・ユングが務める。クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、カール・アーバン、アントン・イェルチンらが引き続き出演し、『アベンジャーズ』『マイティー・ソー』のイドリス・エルバ、『キングスマン』で義足の殺し屋ガゼル役の華麗なアクションで魅了したソフィア・ブテラ、『ワイルド・スピード EURO MISSION』でジャスティン・リン監督とタッグを組み、その卓越したアクションが話題のジョー・タスリムが出演する。また、7月22日(現地時間)より北米3928館で公開され、公開3日間で興行収入約$5900万ドル(BOX OFFICE MOJO調べ)を記録し、初登場第1位を獲得した。

本作のワールドプレミアが、7月20日(現地時間)に米カリフォルニア州サンディエゴにて行われ、キャストが大集結した。出席したのは、クリス・パイン、ザッカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ペッグ、カール・アーバン、ジョン・チョウ、イドリス・エルバ、ソフィア・ブテラらキャストと、ジャスティン・リン監督、J.J.エイブラムスの総勢10名。

毎年大きな賑わいを見せる恒例となっている大衆文化の祭典「コミコン・インターナショナル」の開幕に合わせて行われた本イベント。先日行われた「スター・トレック」50周年を記念して行われたファン・デーに参加した人々が招待されたほか、約3500人のファンが会場に駆けつけた。イベントでは、世界初となるIMAX初の野外スクリーン、そしてオーケストラの生演奏付きで行われた豪華すぎる試写会にファンたちは大興奮。大観衆を前にキャストたちは笑顔が絶えず、ゾーイ・サルダナがザッカリー・クイントの肩にもたれかかったり、壇上に上がる際にソフィア・ブテラが転びそうになるとジョン・チョウがすかさず手を差し伸べるなど、劇中さながらのチームワークの良さを見せた。また、J.J.エイブラムスが呼びかける形で、先日不慮の事故で亡くなったアントン・イェルチンを偲び、3分間の黙とうを捧げる場面も見られた。

ザッカリー・クイントは「こんな大観衆は初めてだよ。しかもサンディエゴコミコンのマリーナで、オーケストラの生演奏付きのIMAXスクリーンの前なんて、これ以上の舞台はない。最高だよ。それに『スター・トレック』の50周年記念をこんなに素晴らしい人たちに祝ってもらえる。みんな、来てくれてありがとう。ハッピー・コミコン!長寿と繁栄を」と劇中での自らのセリフになぞらえた粋なコメント。また、J.J.エイブラムスは「今夜の試みに、とても興奮しているよ。映画は完璧な出来だし、早く君たちにも見てもらいたくてワクワクしているよ」と興奮気味にコメントした。ジャスティン・リン監督は「すでに2本も最高の映画を作っていた中で、今回スター総出演のすばらしいキャストを引き継いだ。彼らは本当にすばらしい人たちで、私や(本シリーズ初参加となる)イドリス、ソフィアを心から歓迎してくれて、信頼してくれた。それと同時に、私は本気で彼らに意見もした。なぜならスター・トレックのキャラクターたちは私や私の家族の一部であり、非常に重要なものだからだ。みんな、ありがとう」と感謝の気持ちを表した。また、盛大な花火も打ち上げられ、スター・トレック50周年に相応しい豪華なプレミアイベントとなった。

本作について、主演のクリス・パインは「こんなに根強い人気で、人々に大きな影響を与える作品に携われて本当に光栄だ。スター・トレックの一員になれてワクワクしているよ。ジャスティンはすばらしかった。彼はシリーズに後から参加して、多くのキャラクターを素早く融合しなければならなかった。しっかり役目を果たしてくれたよ」とジャスティン・リン監督を賞賛。そのジャスティン・リン監督は「まさに夢が叶ったよ。スター・トレックは私の人生や家族にとって本当に大きな存在なんだ。50年が経過した今こそ、スター・トレックを分解する時だと感じた。できれば今のすばらしいキャラクターたちの物語が終わるまでには、なぜ私たちがこんなにもスター・トレックに熱狂し、愛するのかを解明したい。スター・トレックはとてもユニークなシリーズだ。映画シリーズにおいて唯一、映画・ドラマ・アニメと複数の媒体で成功を収めてきている。宇宙戦艦も2人のキャラクターの会話も同じくらい人の心をつかむ。だから私はスター・トレックが大好きなんだ」とコメントを寄せている。さらに本作で製作を手がけたJ.J.エイブラムスは「『スター・トレック』誕生50周年を讃える特別なものにしようと考えた。しかしそれと同時に、ただ特別なだけの映画ではダメで、上質なストーリーが必要だった。新しいレベルの試練がクルーを待ち構えていて、哲学的問題を問いつつも楽しめるというスター・トレックの良さを生かしたストーリーだ。サイモン・ペッグとダグ・ユングが監督のジャスティンと一緒に考え出したそのストーリーは、ある意味ではサバイバル・ストーリーだね。キャラクターたちはかなり強烈で過酷な状況を乗り越えることになる。そしてキャラクターたちのユーモアと人間味がストーリーを引き上げている。ジャスティンはうまくやり遂げたと思うよ」とチームへの厚い信頼を語った。

『スター・トレック BEYOND』ワールドプレミア(キャスト)

『スター・トレック BEYOND』ワールドプレミア(招待客)

『スター・トレック BEYOND』ワールドプレミア(生オーケストラと花火)

『スター・トレック BEYOND』ワールドプレミア(野外IMAXシアター)

『スター・トレック BEYOND』ポスタービジュアル

映画『スター・トレック BEYOND』は2016年10月21日(金)より全国で公開!

製作:J.J.エイブラムス
監督:ジャスティン・リン
出演:クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ペグ、カール・アーバン、アントン・イェルチン、ジョン・チョー、イドリス・エルバ、ソフィア・ブテラ、ジョー・タスリム
配給:東和ピクチャーズ

(C)2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.STAR TREK and related marks