『アラビアの女王 愛と宿命の日々』

“砂漠の女王”と呼ばれたイギリス人女性の半生を描いた『アラビアの女王 愛と宿命の日々』の予告編映像が解禁された。

20世紀初頭にアラビアへ渡り、砂漠に魅せられてイラン、ヨルダン、シリア、サウジアラビアなど約2500kmを旅して、イラク建国の立役者として尽力―“砂漠の女王”と称されたイギリス人女性ガートルード・ベルの半生を描いた本作。彼女の魅力に再び光を当てたのはドイツの巨匠ヴェルナー・ヘルツォーク。知性と逞しさ兼ね添え、どこかミステリアスな魅力を秘めたベルを演じるのは二コール・キッドマン。さらに、ジェームズ・フランコ、ロバート・パティンソン、ダミアン・ルイスなどが名を連ねる。モロッコの砂漠地帯で4Kカメラを駆使して、過酷な気候の中で撮り上げたスクリーンいっぱいに広がる砂漠の風景はまさに圧巻。

今回解禁された予告編では、二コール・キッドマン演じる、かつてイラクとヨルダン両国の国境線を引き“アラビアの女王”と呼ばれたイギリス人女性ガートルード・ベルの多様な魅力と、ドラマに富んだ人生に迫っている。冒頭で、イギリスの大邸宅で煌びやかなドレスを纏いダンスを踊る美しいベルの姿が映し出される一方で、優秀な学者であり海外への憧れを抱く、美しさと聡明を兼ね添えた女性である事を伺わせる。広大なアラビアの砂漠を女性1人で旅する探検家の一面を覗かせ、さらには混沌とした情勢下で、現地の人々と交流を続ける中、部族の襲撃に遭い命を狙われる危険にも勇敢に振る舞う。そして、ベルの旅の経験・手記はヨーロッパの政府にとって重要な情報源となり諜報員として重宝されていく。

『アラビアの女王 愛と宿命の日々』ポスタービジュアル

映画『アラビアの女王 愛と宿命の日々』は2017年1月21日(土)より新宿シネマカリテほか全国で順次公開!
監督・脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク
出演:ニコール・キッドマン、ジェームズ・フランコ、ダミアン・ルイス、ロバート・パティンソン
2015年/アメリカ、モロッコ/128分
配給:ギャガ・プラス
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