片渕須直監督直筆メッセージ

公開7週目で興行収入8億円を突破した『この世界の片隅に』の片渕須直監督から感謝の気持ちを込めた直筆メッセージが届いた。

本作は、第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、戦況が悪化していく中で、大切なものを失いながらも前を向く女性を描いたアニメーション作品。主人公・すずを演じるのはアニメーション映画初主演となる女優・のん。片渕須直監督が「のんさん以外のすずさんは考えられない」とその声に惚れ込んだ。クラウドファンディングに始まり日本中の想いが結集して珠玉のアニメーション映画が完成した。

公開7週目の12月24日(土)・25日(日)の週末興行成績は4,500万円、動員は3万人を記録し、公開館数は106館(初週より43館増)となった。正月興行の大作が続々と公開する中、全国映画動員ランキングでは10位を死守し、累計動員は60万名、累計興収は8億を突破。11月12日(土)の公開から7週間、トップ10入りを続け、年明けには順次累計200館を超える予定となった。

広島国際映画祭2016での「ヒロシマ平和映画賞」受賞、第38回ヨコハマ映画祭では「作品賞」「審査員特別賞(のん)」、また第71回毎日映画コンクールでは「作品部門」「俳優部門・女優主演賞(のん)」「スタッフ部門・監督賞(片渕須直)」「スタッフ部門・音楽賞(コトリンゴ)」「アニメーション部門」の5部門にノミネートするなど、映画賞でも高い評価を得ている。

今回、“来年もたくさんの人にこの映画に出会っていただけるように”と感謝の気持ちを込めて、片渕須直監督から直筆のメッセージが届いた。

片渕須直監督メッセージ

2016年は、映画「この世界の片隅に」の完成、公開とともに、たくさんの出会いとご縁に恵まれた年になりました。
これからもよろしくおねがいいたします。

映画『この世界の片隅』は全国で公開中!
監督・脚本:片渕須直
原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊)
声の出演:のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、澁谷天外
配給:東京テアトル
(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会