いくつもの顔を持つアンチ・ヒーローによるサスペンス・アクション『ザ・コンサルタント』のトークイベントが1月12日(木)に都内で行われ、俳優・監督・タレント・アーティストといくつもの顔を持つ哀川翔が登壇した。

哀川は本作について「動と静がハッキリしていて、あそこまでコントラストを効かせる作品はない。ものすごい大きなテーマが裏にあって、最後は考えさせられる」と答えた。普段から映画を観ると話す哀川は「最近はつまらない映画がない。テーマ性がしっかりしてきたし、アクションだったり淡い恋だったり。短時間の間に上手くまとまるなと感じている」と感想を語った。

哀川がモテる理由について話題を振られると「あんま語らなかった。子供の頃は無口くんと言われるくらい喋らなくて。この業界入ってから喋るようになった」と明かし「あと、スポーツはバリバリやってて足も速かった。あと手品が上手かったな!」と振り返り、手品がうまいことがモテる要素だと語り「子供の頃は頭が良くて喧嘩が強くて足が速い。これがモテるけど、20歳過ぎたら手品だよ!」と笑いを誘った。

人生様々なことにチャレンジをしているという哀川だが「チャレンジしてるように見えるけど、実は人生逆行してるだけで、気がついた時にいい大人になっている。そこで“ちょっと待てよ。やり残してることないか?”と振り向いた時にやり残したことがいっぱいあって、それを今やっているだけ。その1個がカブトムシだった」と明かすと「そういえば昔、幼虫飼ったけど成虫になってないな。ちょっとやってみるか!と思った」と話し、会場は爆笑に包まれた。

“2017年モテる男になるための一言”のお題で書き初めをし『気』を披露した。この意味について「人と付き合うってことは気持ちがないとダメで、表面だけだと良い付き合いができない。その深さが人間的に信頼できるんじゃないか」と持論を展開し、拍手が送られた。

昼は田舎のさえない会計士の仮面をかぶり、夜は裏社会の殺し屋として巨悪に対峙する謎の男“クリスチャン・ウルフ”が、犯罪組織や企業の不正を暴いていくサスペンス・アクション大作。いくつもの顔を持つ新たなアンチ・ヒーローをベン・アフレックが演じ、アナ・ケンドリック、J.K.シモンズらが共演。たった一人で世界中の悪人を敵に回し、臆することなく制裁を加えていく最強無双の男は一体何者なのか?国家、マフィア、一流企業、全てを欺く男の真の目的とはいったい何なのか―。

【取材・文・写真/蔭山勝也】


映画『ザ・コンサルタント』は2017年1月21日(金)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国で公開!
監督:ギャビン・オコナー
出演:ベン・アフレック、アナ・ケンドリック、J.K.シモンズ、ジョン・バーンサル、ジーン・スマート、シンシア・アダイ=ロビンソン、ジェフリー・タンバー、ジョン・リスゴー
配給:ワーナー・ブラザース映画
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