小池健監督、浪川大輔、浄園祐プロデューサー

映画『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』の公開を記念した前作『次元大介の墓標』との連続上映会が1月16日(月)に新宿バルト9で行われ、石川五ェ門役の浪川大輔、小池健監督、浄園祐プロデューサーが登壇した。

前作『次元大介の墓標』では出演がなかった石川五ェ門だが、本作ではメインのキャラクターということで、声を演じた浪川は「今の五ェ門をゴールとして、どのように覚醒していくかを演じた」と振り返った。原作は50年が経ち、TVアニメーションでも人気を誇るシリーズだが演じる上では「楽しくもあり、厳しくもあった」と明かし「イメージを損なわないように演じた」とプレッシャーを感じていることを伺わせた。

本作での五ェ門は、ルパン一味になる前で、その未熟さを表現するために「五ェ門なりに一瞬一瞬を必死に演じることが若いということだと解釈し、若いからやっちゃったぜとなるのは石川五ェ門じゃないと思った」と演じる上で熟考があった様子を感じさせた。また、本作での五ェ門とルパンたちの関係性について浄園プロデューサーは「ルパンたちと半歩近まったなと“じわっ”と感じさせる」と語った。さらに前作『次元大介の墓標』に続く上映となった本作だが、浄園プロデューサーに「次は誰にバトンを渡すのかな?」と振られた浪川は「(山寺宏一演じる)銭形だったら渡しづらいですね(笑)」と笑いを誘う場面もあった。

また、本作と前作『次元大介の墓標』について「テイストとしては同じシリーズ」ではあるものの「次元と五ェ門の戦い方があからさまに違う」と語り「捉え方というか距離感がおもしろい」とコメントした。その前作では、シナリオ段階では登場予定だった五ェ門だったが最終的に登場シーンがすべてカットされていたことが小池監督から明かされているが、「僕の何が悪かったのだろうと・・・」と登場しなかったことに納得のいかない表情を浮かべた浪川に対して「構成上泣く泣く(カットした)」と返した小池監督。それに対して浪川は「出なかったことで、(本作)血煙での関係性が際立った」とポジティブに解釈していることを明かした。

最後に浪川は「銃と刀の違いが如実に出ています。バイオレンスシーンは確かにありますし、激しすぎるという意見もありますが、それがあるからこそ五ェ門の成長につながっている。すべてを受け入れて楽しんでいただけたらと思います」と本作をアピールした。

また、1月16日(月)より2月10日(金)まで、新宿バルト9 カフェoase(新宿マルイアネックス 10F)で「Café LUPIN THE IIIRD」が実施される。カフェでは3種類のオリジナルメニューが展開され、オリジナルメニュー購入者に先着で「オリジナル五ェ門」コースターがプレゼントされる。

オリジナルメニュー

・オリジナルカクテル「血煙」600円(税込)
・オリジナルノンアルコールカクテル「五ェ門」 600円(税込)
・「五ェ門サンド -切落としベーコンとチーズの和風サンド-」 800円(税込)

今度の主役は、孤高の剣士・石川五ェ門。裏切り者の汚名を掛けられた屈辱は、己とこの刀で必ず晴らす―。最強に目覚める若くギラギラした五ェ門とルパン、そして次元の“ルパン一味”誕生を描く本作。前作『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』のスタッフが再集結。ルパン三世を栗田貫一、次元大介を小林清志、峰不二子を沢城みゆき、銭形警部を山寺宏一、そして本作で「LUPIN THE IIID」シリーズに、石川五ェ門(浪川大輔)が登場する。ハードで危険。オトナの「ルパン三世」で浪川大輔演じる若き侍、石川五ェ門の躍動に期待がかかる。

浪川大輔

浪川大輔

浪川大輔、小池健監督


映画『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』は2017年2月4日(土)より全国で<4週間限定>公開!
監督・演出:小池健
原作:モンキー・パンチ
声の出演:栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一
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